悩み、苦しみ、困難は、贈り物に変わる

私には、子供の頃から、「乾癬」(かんせん)という、特定疾患(難病)の皮膚病の持病があります。

服を着ていると、見えないのですが、全身に、真っ赤な、マダラ模様の斑点があるんです。

子供の頃は、それが、ずっと恥ずかしかったので、見えないように隠していました。

だから、夏でも、長袖です。

温泉旅行も、海水浴も、プールも、肌を露室する、場所は、私にとっては禁忌(タブー)です。

こんな醜い容姿の、自分のことを好きになる女性なんて、絶対にいるわけがないと、ずっと、自分に自信を持てずにいました。

けれどあるとき、一人の女性に出会いました。

彼女は、過去に重度のアトピー性皮膚炎を経験していました。

いちばん酷いときは、全身が真っ赤になって、膿が出ていたそう。

けれど、今は、アトピーを克服して、かつて重症だったなんてまったくわかりません。

私、どうやって、病気を治したのか知りたくなりました。

それで、勇気を出して、彼女を、食事に誘ったんです。

私の好みの、女性だったというのもあります 笑

で、何度か、会っているうちに、彼女のことが好きになって、思い切って、付き合ってくださいと、言いました。

自分と同じ、重度の皮膚病を経験している彼女なら、私のことを受け入れてくれそうな気がしたんです。

彼女の答えは、OKでした。

実は、それが、今の奥さんなんです。

今、振り返ってみると、長年の悩み、苦しみだった、乾癬は、本当は、贈り物だったんです。

もし、乾癬になっていなければ、話を聞くために、奥さんを、食事に誘うなんて、絶対にしません。

悩みや、苦しみの中には、必ず、”喜びの種”が、埋まっています。

今、どれだけ苦しく、つらかったとしても、いつかそれが喜びに変わるときが来るんです。

「喜びのない痛みも、痛みのない喜びもありません。」

ーDr.ジョン・ディマティーニ

飛田貴生

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