喪失の悲しみグリーフを解消する ディマティーニメソッドC面のやり方

喪失の悲しみを解消するワーク

ディマティーニ・メソッドC面は、死別や離婚、失恋、ペットロスといった経験によって感じる、

強い喪失の悲しみ(グリーフ)を、解消するための方法論(ワーク)です。

開発者で、人間行動学の世界的権威でもあるDr.ジョン・ディマティーニは、

ワークに適切に取り組むことによって、喪失と、それに伴う深い悲しみを、

数分から最大3時間以内に、解消することができると言っています。

メソッドの驚くべき効果

Dr.ディマティーニの代表的なプログラムである、「ブレイクスルー・エクスペリエンス」の参加者は、

ディマティーニ・メソッドC面の驚くべき効果を、目撃することになります。

参加者の中から、大切な人を失って、深い喪失の悲しみの渦中にいる人を1人選び、壇上に上がってもらいます。

その人に対して、Dr.ディマティーニが直接、マンツーマンで、ディマティーニ・メソッドC面のワークを行います。

悲しみの涙を浮かべていた参加者の顔が、ワークが進むうちに、どんどん、明るく、穏やかに変わっていきます。

そして、2〜3時間ぐらいので、大切な人を失ったことによる、深い喪失の悲しみが、完全に解消されてしまうのです。

Dr.ディマティーニは、ワークが終わったあと、参加者にこんな風に問いかけます。

「あなたの大切な人が亡くなったのですよ、ほら悲しんで見てください」

すると、その参加者は、こんな風に、笑顔で力強く答えるのです。

「いえ、もう、悲しめないです。だって、悲しくありません!」

Dr.ディマティーニは、強い確信を持って、こう言います。

自分の子供やパートナーといった大切な人を亡くしたことで感じる、

喪失の深い悲しみを、たった数時間で、完全に解消してしまう方法が、

ディマティーニ・メソッドの他に、世界中、探して見つかるだろうか?

もし、そういったものが存在するなら、私に教えてほしい。

でも、今まで、そんなものは見たことも聞いたこともない。

私はこれまで3600以上の事例でディマティーニ・メソッドの効果を確かめてきた。

この方法は、他に代わるもののない、卓越したものだ。

慶應大学の臨床実験

2019年から、慶應義塾大学で、ディマティーニ・メソッドC面の効果を科学的に検証する、臨床実験が行われています。

喪失の深い悲しみを持っている、十数人の被験者たちに対して、トレーニングを受けたディマティーニ・メソッドのファシリテーターが

マンツーマンの個人セッション形式で、ディマティーニ・メソッドC面を提供し、その効果を検証するというものです。

今後、実験結果を参考に、国内の教育や医療、ビジネスなど、

様々な分野の組織・団体でディマティーニ・メソッドの導入が検討されることになります。

基礎となる「原理」と「法則」

エネルギー保存の法則

「人生に欠けているものは何もない」という真実に気づくことが、

ディマティーニ・メソッドC面を行う、目的の一つです。

Dr.ジョン・ディマティーニの研究によると、人間の特性や行動(すること、しないこと)には、

ぜんぶで4,628もの種類があり、すべての人が、これらの特性や行動をすべて持っています。

人間の特性や行動には、「周りの人があなたに示すもの」と、「あなたが自分自身に示すもの」の、2つがあります。

例えば、「他者があなたのために、食事をつくってくれる」(他者→自分)と、

「自分のために食事ををつくる」(自分→自分)というようにです。

特性や行動は、周りの人があなたに示すものであっても、

あなたが自分自身に示すものであっても、生涯を通して、新たに獲得することも、失うこともありません。

誕生の瞬間から、死ぬ瞬間まで時間の経過の中で、すべての特性は、

「一つのカタチ」(1人)または、「複数のカタチ」(複数の人)として

常にカタチを変えながら、(トランスフォーメーション=変容=しながら)、

「あなたの外側」(周りの人があなたに示す特性)と、「あなたの内側」(あなたが自分自身に示す特性)の両方に、保存され続けます。

これを、「エネルギー保存の法則」といいます。

魂の次元(レベル)では、欠けているものは何もありません。

けれど、肉体の(物理的な)次元では、何かが欠けていたり、足りていないように感じます。

でも本当は、それらの特性や行動は、認識していない(気づいていない)カタチで存在しているのです。

例えば、あなたの母親が亡くなって、「あなたの話を聞いてくれる」という行動を、母親(1人の人)がしなくなった瞬間に、

別の人(1人または、複数の人)が、「あなたの話を聞いてくれる」という行動をあなたに、示しはじめるのです。

または、あなたが自分で「自分の話を聞いてあげる」という行動を示しはじめるというケースもあるでしょう。

また、母親が亡くなって、あなたに「笑顔」を見せなくなった瞬間に、

別の人(1人または、複数の人)が、あなたに「笑顔」を見せるようになるのです。

こんな風に、私たちは、すべての人間の特性や行動を、周りの人たちと、自分の内側から、

常に均衡(バランス)の取れた状態で、受け取っているのです。

Dr.ディマティーニは、これを、「人類最大の発見である」と言っています。

だから例え、あなたの大切な人がいなくなって、何かが失われたように感じたとしても、

それは、別のカタチに姿を変えたのであって、本当に、失われたわけではないのです。

ディマティーニ・メソッドのC面を行えば、失ったと感じた大切な人の特性や行動が、

今もあなたの人生にちゃんと存在していることに気づくことができます。

獲得が喪失よりも大きいと認識すると、人は感情的に虜になったり、夢中(中毒)になったりし、

喪失が獲得より大きいと認識すると、拒絶や憤り、幻滅を感じる。

獲得したものと喪失が量的にイコールでないとしたら、それは嘘である。

虚偽とは、バランスがとれていない状態のことである。

獲得と喪失がイコールになってはじめて、バランスのとれた感謝、そして無条件の愛の状態になる。

真実は、すべてがバランスしているのである。

Dr.ジョン・ディマティーニ

(ディマティーニ・メソッドC面のフォームより引用)

均衡(バランス)の法則

すべての人間の特性や行動には、「良い面」(ポジティブ、プラス、サポート)と、

「悪い面」(ネガティブ、マイナス、チャレンジ)の、2つの側面があります。

「良いことだけで、悪いことが一つもない」とか「悪いことだけで、良いことが一つもない」というように、片側の面しか持たない、特性や行動はありません。

すべての人間の特性や行動は、あなたが自分の価値観を基準にして、

「良い・悪い」「正しい・間違っている」という判断(ジャッジ)をするまでは、すべて中立(ニュートラル)です。

これを、「均衡(バランス)の法則」または、「正負の法則」といいます。

大切な人を亡くして、喪失の悲しみを感じている人は、

失ったと感じているその人の特性、行動が、自分にデメリットよりも、

はるかに大きなメリットを与えていたと、思い込んでいます。

つまり、人は、自分にとって、「良い」と感じるものを失ったことが悲しいのです。

(逆に、「悪い」と感じるものを、失うと、安堵感を感じます。)

例えば、母親が亡くなって、「私の話を聞いてくれる」という行動が失われたと感じ、

強い喪失の悲しみを感じている人は、母親が話を聞いてくれることには、

「良い面しかなく、悪い面が一つもない」と思い込んでいるのです。

だから、それを失ったことが悲しいのです。

しかし、真実は、違います。

母親があなたの話を聞いてくれることには、メリットと同じだけのデメリットがあるのです。

ディマティーニ・メソッドC面に取り組むことによって、

亡くなった人が、あなたにかつて、その特性や行動をしたことの、”デメリット”が明確にわかるようになります。

すると、失ったと感じている特性や行動への「愛着」や「あこがれ」「崇拝」「魅了される」

「惹きつけられる」「夢中になる」といった感情(中毒症状)がなくなります。

そして、その特性や行動を失ったことを、もう、悲しいとは、思えなくなるのです。

例えば、母親の「私の話を聞いてくれる」という行動のデメリットがわかると、

それほど、母親のかつての行動を魅力的に思わなくなります。

すると、「母親から、話を聞いてもらえなくて、悲しい」とは、思えなくなります。

ディマティーニ・メソッドC面に適切に取り組み、

「エネルギー保存の法則」と、「均衡(バランス)の法則」を、認識すると、

「何一つ、失っていない」と、気づきます。

亡くなった人が、今もちゃんと、自分のそばにいると、感じられるようになります。

そして、亡くなった大切な人に、愛と感謝を感じられるようになるのです。

その瞬間に、喪失の深い悲しみは、完全に消滅します。

ワークのやり方

喪失の悲しみを解消するための、ディマティーニ・メソッドC面のやり方を紹介します。

一人でワークを最後までやり遂げるためには、きっと何時間もの時間を必要とするでしょう。

もしかしたら、数日かかるという人もいるかもしれません。

だから、このワークを、あなたが簡単にできるとは、言いません。

けれど、多くの人が大切な人を亡くしたあと、

何年、何十年も、喪失の悲しみを感じながら、生き続けていることを考えたら、

このワークに取り組むことの苦労は、取るに足らないものです。

努力は、必ず報われます。

ぜひ、自分のために、最後までワークをやり遂げてください。

もし、自分ひとりでワークをするのが難しいと感じる人は、

正式なトレーニングを受けたディマティーニ・メソッドのファシテーターの個人セッションを利用してください。

私、飛田も、喪失の悲しみを解消するための、ディマティーニ・メソッドC面を個人セッションで提供しています。

個人セッションの詳細は、コチラです。

ワークの手順

Step1

下記の「列19」の解説を参考に、あなたがその人がいないことで、失ったと感じている、特性や行動を列19にすべて書き出します。

ディマティーニ・メソッドC面のフォームが手元にない場合は、ノートに線を引いて、簡易的なフォームをつくってワークしてください。

Step2

書き出した列19の特性や行動を、上から順番にひとつずつ、ワークしていきます。

例えば、列19の一番上に、「私の話を聞いてくれる」と書いていたとしたら、その特性、行動について、列20→列21→列22という順番で、ワークを終わらせていきます。

一番上の特性、行動へのワークが終わったら、2番目の特性、行動について、同様に、列20→列21→列22という順番で、ワークを終わらせていきます。

2番目の特性、行動へのワークが終わったら、3番目の特性、行動について、同様に、列20→列21→列22という順番で、ワークを終わらせていきます。

このように、上から順番に、あなたが、失ったと感じている特性、行動を1つずつ(一行ずつ)、横方向にワークしていきます。

フォームの記入の仕方

フォームのマスの中に、イニシャルや、メリット、デメリットを書き出すときは、小さく、省力文字で書きます。

例えば、「時間を自分の自由に使える」という、メリット書き出すときは、「じか」といったように、2文字の省略形で書きます。

イニシャルや、メリット、デメリットは、必ず、1マスの中に、すべて書き出してください。

上から、重ね書きし、マスを塗りつぶすようにしていきます。

後から、何を書いたのか、判別できなくても大丈夫です。

例えば、1番目の特性、行動の列21を行う場合は、下の写真のように、1マスの中に、塗りつぶすように、答えを省略形で、書き出します。

列19

その人がいないことで、あなたが「失った」または、それがなくなって「悲しい」または「さびしい」と感じている、具体的な特性や行動は、何ですか?

その人がいないことで、あなたが失ったと感じている、特性や行動(すること、しないこと)を、ひとつ一つ、すべてリストアップしてください。

特性や行動は、ディマティーニ・メソッドC面(あなた以外の誰か)の列19に、書き出します。

失ったと感じている特性や行動を書き出すときは、下記の質問を参考にしてください。

【質問】

・その人がいないことで、あなたは、具体的に何を失ったと感じていますか?
・その人がいないことで、具体的に、何がないことが悲しいのでしょうか?
・その人がいないことで、具体的に、何がないことがさびしいのでしょう?
・その人が、あなたに具体的に何をしてくれたから(または、何をしなかったから)あなたは、喜びや、楽しさ、安らぎ、嬉しさを、感じたのでしょうか? そして、今、何が失われたことが、悲しいのでしょうか?

【失ったと感じる、特性や行動の例】

コーヒーを淹れてくれる/私の話を聞いてくれる/
一緒に散歩する/映画を一緒に見る/食事をしながら会話する
私のことを気にかけてくれる「元気?」という言葉/
一緒に、ハンバーガーを食べる/笑顔/「おはよう」と言う
私の名前を「○○」と呼ぶ声/家に帰ると待っている/
私の好物の唐揚げを作ってくれる/みなとみらいを一緒に歩く
食事を作ってあげる/会話する(スピリチュアルな内容)
一緒にサウナに行く/私を言葉で褒める/車で駅に送ってくれる
LINEで近況を伝えあう/一緒に旅行に行く/
一緒にドラマを見る/食べ物を宅急便で送ってくれる/
お正月に食事する/長い髪 など

【ポイント】

・必ず、その人の具体的な特性や行動を、書き出しましょう。
「その人のすべてを失った」とか「その人の存在自体を失った」「その人の愛情を失った」というような漠然としことや、曖昧なことは、書いてはいけません。

・実際にその人がしてくれたことや、しないでくれたこと(行動)や、その人の実際の身体的な特性など、現実的なものを書き出しましょう。
あなたの、勝手な想像や、理想を、相手の特性や行動として書いてはいけません。

・その人がいないことで、あなたが失ったと感じている特性や、行動を思いつく限り、すべて書き出しましょう。
*Dr.ディマティーニがC面を行った3600の事例の平均値は、およそ10個です。

列20

あなたが、その人を失ったと認識した瞬間から今日に至るまで、

その人の代わりに、あなたが失ったと感じている特性や行動(列19)を、あなたに示した(示している)のは、誰ですか?

例えば、あなたは、母親を病気で亡くし、母親があなたに示していた「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。

では、母親がいなくなったと認識した瞬間から、今日に至るまで、誰が母親に代わって、あなたの話を聞いてくれているでしょうか?

または、あなたは、失恋して、彼氏があなたに示していた「私を気にかけて、元気?と言葉をかけてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。

では、彼氏がいなくなったと認識した瞬間から、今日に至るまで、誰が彼氏に代わって、あなたを気にかけて、元気?と言葉をかけてくれているでしょうか?

その人がいなくなった後、その人の代わりに、あなたが失ったと感じている特性や行動(列19)を、あなたに示している人のイニシャルを列20のマスの中に、書き出します。

イニシャルは、小さく、重ね書きし、上から塗りつぶしてください。

その人の代わりに、その特性や行動を示している人は、「男性」かもしれないし、「女性」かもしれません。

または、「あなた自身」かもしれません。

「1人」の人かもしれないし、「複数の人」かもしれません。

「近く」にいる人かもしれないし、「遠く」にいる人かもしれません。

あなたが、失ったと感じている特性や行動が、現在も、”その人が示していたのと、量的にまったく同じぐらいある”と、

確信が持てるまで、イニシャルを書き出します。

例えば、あなたは、母親の「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。

その場合は、母親がいなくなった後も、母親と量的にまったく同じぐらい、

私の話を聞いてくれる人が存在していると確信が持てるまでイニシャルを書き出します。

または、あなたは、彼氏の「私を気にかけて、元気?と言葉をかけてくれる」という行動を失ったと感じてたとします。

その場合は、彼氏がいなくなった後も、彼氏と量的にまったく同じぐらい、私を気にかけて、元気?と言葉をかけてくれる人が存在していると確信が持てるまでイニシャルを書き出します。

【ポイント】

あなたが失ったと感じている、その特性が、現在も量的に、まったく同意程度、存在していると確信が持ているまで、その人の代わりに、その特性や行動をあなたに示している人のイニシャルを書き出します。

【ワークが完了しているかのチェック】

あなたが失ったと感じているその人の特性や行動は、

今も、1人、または、複数の人の中に、量的に、まったく同じぐらい、存在していると、確信を持って言えますか?

その特性や行動が、今もあなたのそばにあることが、わかりますか?

確信を持って、「はい」と答えられるなら、ワークは完了です。

そうでない場合は、その人がいなくなった後に、その特性や行動をあなたに示した人のイニシャルを書き続けましょう。

得ることなしに、失うことも、失うことなしに得ることもありません。

Dr.デニース・ナドラー

列21

その特性や行動(列19)が、新しいカタチ(列20)として、示されていることの、あなたの具体的なメリットや利益、好都合は、何ですか?

例えば、あなたは、母親を病気で亡くし、母親があなたに示していた「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。(列19)

そして、母親がいなくなった後、「妻」「同僚の山下さん」「友人の宮本さん」が、

母親に代わって、量的に同じぐらい、あなたの話を聞いてくれるようになっていたとしましょう。(列20=新しいカタチ)

その場合は、「妻」「同僚の山下さん」「友人の宮本さん」(新しいカタチ)から、

話を聞いてもらえることのメリット、利益、好都合を書き出します。

または、あなたは、失恋して、彼氏があなたに示していた「私を気にかけて、元気?と言葉をかけてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。

そして、彼氏がいなくなった後、「派遣仲間のマサコさん」「妹」「ヨガ教室のコウジ先生」「友達のケイコ」が、

彼氏に代わって、量的に同じぐらい、あなたを気にかけて、元気?と言葉をかけてくれるようになっていたとしましょう。(列20=新しいカタチ)

その場合は、「派遣仲間のマサコさん」「妹」「ヨガ教室のコウジ先生」「友達のケイコ」(新しいカタチ)から、

気にかけて、元気?と言葉をかけてもらえることのメリット、利益、好都合を書き出します。

メリット、利益、好都合は、列21の1マスの中に、小さく省略形で、重ね書きし、塗りつぶしていきます。

メリット、利益、好都合を書き出す目安は、20〜50個です。

利益・メリット、好都合を探すときは、以下の質問を参考にしてください。

【質問】

・今の新しいカタチでその特性や行動(列19)を得ていることの、あなたのメリットや利益、好都合な点は、具体的に何ですか?
・新しいカタチで、その特性や行動を得ることで、あなたの大切な価値観に、具体的にどのようなメリットがありますか?
・あなたは、何ができるようになりますか?
・あなたは、何をしないですみますか?
・「スピリチュアル・精神」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「知性」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「仕事」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「お金」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「人間関係」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「家族・パートナーシップ」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?
・「美容・健康」の面で、具体的に、どんなメリットがありますか?

【ポイント】

・具体的なメリットや、利益、好都合を書き出します。
「楽になった」「成長できた」「視野が広くなった」というような抽象的なこと、曖昧なことをメリットとして書かないようにしましょう。
抽象的なことをメリットにいくら書き出しても、認識(ものの見方・捉え方)は変わりません。
「自分で稼いだお金を全て自分で使える」「食事の好みを相手に合わせる必要がない」「仕事に使う時間が増える」というような具体的なメリットを書き出しましょう。

・確信が持てるメリットだけを書き出します。
「きっとこんなメリットがあるはず」「多分、これがメリット」といったように、確信の持てない、勝手な想像や、空想をメリットとして書かないようにしましょう。
こういったことをいくらメリットとして書き出しても、認識は、変わりません。

【ワークの秘訣】

列21と22を交互に行き来しながら、「新しいカタチのメリット」と、「古いカタチのデメリット」を、

交互に出していくことで、効果的にワークを進めることができます。

例えば、あなたは、母親を病気で亡くし、母親があなたに示していた「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。(列19)

そして、母親がいなくなった後、「妻」「同僚の山下さん」「友人の宮本さん」が、

母親に代わって、量的に同じぐらい、あなたの話を聞いてくれるようになっていたとしましょう。(列20=新しいカタチ)

まずは、新しいカタチのメリットを見つけます。

例えば、奥さんに話を聞いてもうことのメリットは、「一緒に住んでいるから、いつでも、直接、話を聞いてもらえる」だとわかったとします。

新しいカタチのメリットがわかると、同時に、古いカタチのデメリットがわかることがよくあります。

新しいカタチのメリットと、古いカタチのデメリットが鏡のように反対になっていることがよくあるからです。

このケースで言えば、お母さんから、話を聞いてもらうことの、デメリットは、「一緒に住んでいないので、電話するか、会ったときにしか話を聞いてもらえない」だとわかります。

こうやって、列21で、新しいカタチのメリットがわかったら、すぐに22に飛んで、古いカタチのデメリットを書き出すのが、このワークを効果的に進める秘訣です。

【ワークが完了しているかのチェック】

現在、新しいカタチであなたに示されている、その特性や行動には、デメリット同じだけの、メリットがあると、確信を持って言えますか?

確信を持って、「はい」と答えられるなら、ワークは完了です。

そうでない場合は、新しいカタチで、その特性や行動を得ることのメリットさらに、書き出しましょう。

列22

その特性や行動(列19)が、以前に、古いカタチとしてその人(いなくなった人)から、

示されていたことの、あなたの具体的なデメリットや不利益、不都合は、何ですか?

例えば、あなたは、母親を病気で亡くし、母親があなたに示していた「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。(列19)

その場合は、以前に、母親から、あなたが話を聞いてもらっていたことの、デメリット、不利益、不都合を書き出します。

または、あなたは、失恋して、彼氏があなたに示していた「私を気にかけて、元気?と言葉をかけてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。

その場合は、以前に、彼氏から、気にかけて、元気?と言葉をかけられていたことの、デメリット、不利益、不都合を書き出します。

デメリット、不利益、不都合は、列22の1マスの中に、小さく省略形で、重ね書きし、塗りつぶしていきます。

デメリット、不利益、不都合を書き出す目安は、20〜50個です。

デメリット、不利益、不都合を探すときは、以下の質問を参考にしてください。

【質問】

・以前にその人から、古いカタチで、その特性や行動(列19)を得ていたことの、あなたのデメリットや不利益、不都合な点は、具体的に何ですか?
・以前にその人から、古いカタチで、その特性や行動を得ていたことで、あなたの大切な価値観に、具体的にどのようなデメリットがありましたか?
・あなたが、しなければならなかったことな何ですか?
・あなたが、できなくなっていたことは何ですか?
・「スピリチュアル・精神」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「知性」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「仕事」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「お金」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「人間関係」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「家族・パートナーシップ」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?
・「美容・健康」の面で、具体的に、どんなデメリットがありましたか?

【ポイント】

・具体的なデメリットや、不利益、不都合を書き出します。
抽象的なことをデメリットにいくら書き出しても、認識(ものの見方・捉え方)は変わりません。
具体的なデメリットを書き出しましょう。

・確信が持てるデメリットだけを書き出します。
「きっとこんなデメリットがあるはず」「多分、これがデメリット」といったように、確信の持てない、勝手な想像や、空想をデメリットとして書かないようにしましょう。
こういったことをいくらデメリットとして書き出しても、認識は、変わりません。

【ワークの秘訣】

列22と21を交互に行き来しながら、「古いカタチのデメリット」と「新しいカタチのメリット」を、

交互に出していくことで、効果的にワークを進めることができます。

例えば、あなたは、母親を病気で亡くし、母親があなたに示していた「私の話を聞いてくれる」という行動を失ったと感じていたとします。(列19)

そして、母親がいなくなった後、「妻」「同僚の山下さん」「友人の宮本さん」が、

母親に代わって、量的に同じぐらい、あなたの話を聞いてくれるようになっていたとしましょう。(列20=新しいカタチ)

まずは、古いカタチのデメリットを見つけます。

例えば、母親が、あなたの話を聞いてくれることのデメリットは、

「まめに会いに行ったり、病院に車で連れて行ったり、母親の期待に応える必要がある」(母親のコントロール)だとわかったとします。

古いカタチのデメリットがわかると、同時に、新しいカタチのメリットがわかることがよくあります。

古いカタチのデメリットと、新しいカタチのメリットが鏡のように反対になっていることがよくあるからです。

このケースで言えば、「妻」「同僚の山下さん」「友人の宮本さん」から話を聞いてもらうことのメリットは、

「相手の期待に応えて行動しなくていい」(相手はコントロールしてこない)だとわかります。

こうやって、列22で、古いカタチのデメリットがわかったら、すぐに21に飛んで、新しいカタチのメリットを書き出すのが、このワークを効果的に進める秘訣です。

【ワークが完了しているかのチェック】

以前に、その人から、古いカタチであなたに示されていた、その特性や行動には、メリットと同じだけの、デメリットがあると、確信を持って言えますか?

まだ、その人(いなくなった人)から、その特性や行動(列19)を、得られないことを悲しいと思ういますか?

前者の質問に「はい」、後者の質問に、「いいえ、もう、まったく、悲しくありません」と、確信を持って、答えられるなら、ワークは完了です。

そうでない場合は、古いカタチで、その特性や行動を得ていたことの、デメリットをさらに、書き出しましょう。

努力は必ず報われる

列19に書き出したすべての特性や行動に対して、上から順番に、列20〜22のワークを行い、ひとつずつ着実に、完了させてください。

すべて、ワークをやり終えると、フォームは下記のようになります。

また、ワークが適切に終わっているか、各列の最後にある「ワークが完了しているかのチェック」で、確認するようにしましょう。

「私は、何も、失ってなんていない」

「その人の特性や行動は、今も、ちゃんと存在している。」

という認識に変わるまで、ワークを続けましょう。

いなくなったその人に対して、「愛と感謝」をハートで感じられるようになるまで、ワークを続けましょう。

喪失の悲しみが、完全になくなるまで、ワークに取り組みましょう。

努力は必ず報われます。

あきらめずにやり抜いてください。

あなたは、必ずこのワークをやり遂げることができます。

このワークは、他の誰でもない、あなた自身のためにやるものです。

自分のために、このワークをやり遂げてください。

サーティファイドDMファシリテーター、飛田貴生

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