Dr.ディマティーニ 『お金を「引き寄せる」最高の法則』書評・レビュー
『お金を「引き寄せる」最高の法則』
ジョン・ディマティーニ博士(著) ユール洋子(翻訳)
世界に300冊しか現存しない『富の書』に記された富についての究極の秘密とは…
本書の原題は、『How to Make One Hell of a Profit and Still Get to Heaven』。
直訳すると、「地獄のように稼いでも、天国にいける方法」です。
地獄と天国という正反対のものを引き合いに出すあたりが、実にドクター・ディマティーニらしいです(笑)
ドクター・ディマティーニは、世界に3冊しかない『富の書』を所有しています。
以前に、オークションで落札したそうです。
彼は、この知恵を活用して、数十年で巨万の富を築き上げました。
ドクター・ディマティーニは、、世界中に11件の邸宅を所有するビリオネア(資産を10億ドル以上保有する大富豪)です。
ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソンや、ニューヨークの不動産王のドナルド・トランプ、ハリウッドスターのヒュー・ジャックマンらセレブの人たちとも親交を持っています。
そして、彼は、この富を築くための方法を、ファイナンシャルマスタリー・セミナーという2日間のプログラムで教えてきます。
本書『お金を「引き寄せる」最高の法則』には、
富の書と、ファイナンシャルマスタリー・セミナーで明かされている、
富を築くための究極の秘密がすべて書かれています。
ドクター・ディマティーニは、本書の中で、「まず最初に自分に支払う」ことが重要であると言っています。
普通の人はお金が入ってくるとまず、家賃やローン、税金などの支払いを済ませます。
ビジネスをしている人であれば、自分よりも先に従業員に給料を支払います。
そして、最後に残ったお金を自分が取るのです。
しかし、ドクター・ディマティーニは、「まず最初に支払われるべき人はあなたである」と言います。
自分への支払いとは、「貯金」のことです。
以前に、友人の祇場駿矢さんがドクター・ディマティーニとランチした際、経済的に豊かになるためにしたことで一番効果があったことは何か?と質問しました。
ドクター・ディマティーニは、「まず自分に支払い、貯金を始めたこと」だと答えたそうです。
ドクター・ディマティーニは、クッションアカウント(不滅口座)を作ることを強くすすめています。
クッションアカウントとは、”何があっても決してお金を引き出してはならない銀行口座”のことで、1度この口座を開設したら、この中のお金には絶対に手を出してはいけません。
そして、月収の10%を毎月この口座に貯金していくのです。
収入が入ったら、まずはこの口座に入金(自分に支払う)します。
さらに、3か月ごとに貯金額を10%ずつ増額していきます。
ドクター・ディマティーニは、このクッションアカウントこそが、富を築くための最もパワフルな方法であると言っています。
また、ドクター・ディマティーニは、経済的に豊かになりたいのであれば、「お金を稼ぐことに高い価値を置かなくてはならない」と言っています。
さらに、価値観の優先順位(プライオリティー)の上位3番目までにお金を稼ぐことが入っていなければ、お金持ちになることは難しいとも言っています。
人には、価値観の階層というものがあります。
- 1番目に価値が高いこと
- 2番目に価値が高いこと
- 3番目に価値が高いこと
- 4番目に価値が高いこと
- 5番目に価値が高いこと
- ・・・
という”価値観の優先順位”が誰にでもあります。
この3番目までにお金を稼ぐことが入っていることが重要なのです。
ドクター・ディマティーニは、優先順位を上げる方法として、”お金を稼ぎ豊かになるための理由を1000個書き出す”ことが有効であると言っています。
もし、あなたが今現在、経済的に豊かでないなら、あなたにはお金を稼ぐための十分な理由が足りないのです。
このワークを行うことによって、お金を稼ぐことの優先順位を上げることができます。
このように、本書には富を築くためのワークが多数載っています。
ぜひ、あなたにも、本書の中で紹介されている富を築くための知恵を実践していただき、地獄のように稼いで天国に行っていただきたいです。