ドミノ効果 バタフライエフェクト
私の小さな行動
「あなた一人の小さな行動が世界に与える大きなインパクトを過小評価してはならない。」
これは人間行動学の世界的権威、
Dr.ジョン・ディマティーニが、
常々、言っていること。
私、そのことを、お正月に姪っ子のナホに
会って思い出したんです。
ナホは、私の妹の娘で、今年、小学2年生。
彼女が生まれたのは、
私の小さな行動の結果なんです。
もう、10年以上も、前の話になるけれど、
私は、ずっとパートナーができないことが、
コンプレックスでした。
当時は、気づいていていなかったのだけど、
私には「境界線」(バウンダリー)の、
テーマがあったんです。
かんたんに言うと、
他人が自分のパーソナルスペースに
入ってくるのが、イヤで仕方ないから、
人と親密にならないように(無意識に)
心に壁をつくっていたんです。
だからまあ、パートナーなんて、
できるわけ、なかったんです。
そうした恋愛の心のブレーキ
(無意識のパターン)は、
母親との関係から、きていました。
母は、過干渉で、
私のパーソナルスペースに不法侵入する名人。
私、その母に、十何年も、
すっごい強い嫌悪感を持っていたんです。
ところが、あるとき、
ディマティーニ・メソッドに出会った。
それで、
私のパーソナルスペースに不法侵入する母に、
愛と感謝を感じられるようになったんです。
パーソナルスペースに不法侵入される
メリットに気づいて、嫌悪感が解消された。
そうしたら、
私の心のベルリンの壁が崩れた。
その直後に、
今の奥さんが私の人生に現れて、結婚しました。
私が結婚すると妹に子供ができる
それで、
ハワイのマウイ島で、挙式をしたんですが、
そこに、うちの妹を、連れて行ったんです。
初めて、海外旅行をするうちの母と、
父の面倒を、妹に見てもらいたかったから。
妹は、当時、「私は、一生、結婚しない」と、
親に宣言していました。
看護師の仕事で夜勤も多く、
病院と寮を往復するだけの、
毎日を、過ごしていた妹は、
男性と、ほとんど縁がなかったのでしょう。
だから、きっと、
自分は、恋愛も、結婚もできないと
あきらめていたのだと思います。
ところが、突如、兄貴が、結婚した。
しかも、奥さんは、
兄貴には、もったいないぐらいの素敵な女性。
「こんなどうしようもない兄貴が、
こんな素敵な人と、結婚できるなら、
私も、きっと、結婚できるはず!」
と、思ったのでしょう(笑
あと、
マウイでのビーチウエディングや観光で
時間を一緒に過ごして、
私たち夫婦がとても、幸せそうに
見えたのかもしれません。
どうもそれで、妹の心境に
大きな変化があったみたいなんですよ。
妹は、マウイから帰ったら、
「私、やっぱり、結婚する」って、言い出して、
なんと、お見合いを、始めたんです!
結婚しない宣言を、していたのに。
で、妹は、今の、旦那さんに出会った。
彼は、妹を大切にしてくれる素敵な男性です。
そんなわけで、今、私の目の前に、
ナホという8歳の女の子が存在している。
私が、ずっとパートナーができない
コンプレックスを解消するために、
ディマティーニ・メソッドで
母親との関係を癒したら、
なんか、よくわからんけど、
妹の結婚できないコンプレックスが
解消されてしまった 笑
で、母と父に、初めての孫ができたんです。
ドミノ効果
「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話だけど、
これは、実際に起きた本当のこと。
Dr.ディマティーニはこれを、
「ドミノ効果」と、呼んでいます。
「風が吹けば、砂が舞い散って、
目が悪い人が増え、
三味線をする人が増えるから、
その材料の、猫の皮がたくさん必要になる。
猫が減ると、ネズミが増えて、
桶をかじるから、桶屋が儲かる。」
なんて、まさに、ドミノ効果そのもの。
こうした現象は、
「バタフライエフェクト(効果)」
とも呼ばれます。
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」というように、
「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」
ことを、意味する、言葉です。
一人の行動が世界に与えるインパクト
そうそう、これを書いていて、
もう一つ、バタフライエフェクトの
エピソードを思い出した。
15年前ぐらい前に、
Dr.ディマティーニが日本で、
初めてセミナーを開いたときのこと。
100人ぐらいの受講生を前に、
「私が、開発した、
ディマティーニ・メソッドという手法を、
日本の皆さんにぜひ、紹介したのですが、
それには、ブレイクスルー・エクスぺリンス
というセミナーを手伝ってくれる、
日本人のファシリテーターが20人必要です。
この中に、
それをやりたいと思う人は、いませんか?」
と、Dr.ディマティーニは、言いました。
それで、急遽、
日本初のディマティーニ・メソッド
ファシリテーター養成トレーニングが
開催されることになったんです。
でも、”20人の参加が必要”だから、
定員が集まらなければ、
開催しませんという条件付きです。
当時は、まだ、
ディマティーニ・メソッドがどんなものか、
みんな知りませんでした。
それなのに、
トレーニングの受講料は、54万円です。
100人の受講生の中でよくわからないものに、
そんな大金を払う人が20人も集まるなんて、
普通に考えたら、まず、ありえません。
ところが、何を血迷ったか、
ぴったり20人集まったんですよ。
こうして、ディマティーニ・メソッドは、
日本に上陸しました。
このメルマガを読んでいる人の中には、
「ディマティーニ・メソッドで、
人生が大きく変わった」
という人が、何人もいると思います。
そうした大きな変化は、
15年前の、名前も知らない人たちの、
「セミナーに参加する」という
とても小さな行動の、結果なんです。
あなた一人の小さな行動が世界に与える大きなインパクトを過小評価してはならない。
と、ディマティーニが言っているのは、
そのことなんです。
「ちっぽけな自分という存在に、
世界を変える力なんてあるわけがない」
って、みんな自分という存在の持つ、
力と可能性を、過小評価している。
でも、それは、本当は、大ウソです。
あなたや私の小さな行動が、
やがて、地球の裏側で、大きな竜巻を起こす。
今年は、
そのことを、明確に意図しようと思うんです。
世界に大きな癒しをもたらすために、
自分自身と、目の前のクライアントの癒しに、
着実に、取り組んでいきます。
「あなたが、癒されたとき、あなただけが癒されのでは、ありません。」
ーA Course in Miracles(奇跡のコース)
「献身的な少数の人たちだけでは、世界を変えられないと、信じないで。
実際に、世界を変えてきたのは、そういう少数の人たちなのだから。 」
ーマーガレット・ミード(アメリカの文化人類学者)
今日のお話が少しでも
あなたの役に立つと嬉しです。
飛田貴生