「アルケミストの秘密」 錬金術はスピリチュアルな儀式だった

錬金術の秘密

インドの精神的指導者、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシの講話を、YouTubeで見ました。

この中で、OSHOが、錬金術師(アルケミスト)について、 とても興味深いことを話していました。

錬金術は、物質をより完全な存在に変えるため科学的な手法で、 「賢者の石」と呼ばれる秘薬を使い、鉛などの卑金属を、黄金(ゴールド)に変えるというものです。

けれど、OSHOによると、 錬金術師が、卑金属を黄金に変える存在というのは、「仮の姿」であり、 彼らの本当の仕事は、「人間の魂をより完全な存在に変容させる」ための、 ”内的な取り組み”だったと言うのです。

錬金術師が変容させるのは、「物質」ではなく、「非物質的な精神」であり、 錬金術は、科学ではなく、スピリチュアルであると言うのです。

魔女狩り

でも、なぜ、錬金術師たちは、 卑金属を黄金に変える科学者として、一般に知られるようになったのでしょうか。

これには、理由があります。

錬金術が盛んだった中世ヨーロッパでは、 キリスト教・カトリック教会が大きな影響力と権力を持っており、 非キリスト教的な思想や、他宗教を信じている人たちは「異端」とされ、”魔女狩り”(迫害)の対象でした。

錬金術師たちは、カトリック教会の迫害から逃れるために、 スピリチュアルな取り組みをしていることを隠し、 自分たちが科学者であるかのように、社会に信じ込ませたのです。

真の「黄金」とは何か?

けれど、本当は、錬金術師たちは「人間の魂を完全な存在にするための秘術」を持っていたのです。

彼らは、人が抱く、「恐れ」や「怒り」「憎しみ」「嫉妬」といったネガティブな感情には、 とてつもなく大きなエネルギーが宿っていることを知っていました。

そして、そのエネルギーを、「愛と光」に変容させ、 創造的に活用できることも知っていたのです。

真の錬金術とは、 「恐れ」や「怒り」「憎しみ」「嫉妬」といったネガティブなエネルギーを、 「愛と光」のエネルギーに変容(トランスフォーメーション)させる、スピリチュアルな技術だったのです。

かつての錬金術師たちにとって、 「恐れや怒り」を「愛と光」に変え、 人間の魂をより完全な状態に変容させることは、 卑金属を黄金に変えるのと同じぐらい、価値のあることだったのです。

愛と光による、魂の成長こそが、 錬金術師たちがつくっていた「黄金」だったのです。

現代の錬金術

この話を聞いたとき、涙があふれてきました。

私はこれまで、 母親への怒りや、 私を裏切った元彼女への憎しみ、 病気の苦痛、 自己否定・罪悪感といった自分自身への怒りを、 ディマティーニ・メソッドを使って、 愛と光に変えるという取り組みをしてきました。

そして、この取り組みによって、 人生が大きく変化するという経験をしました。

これはまさしく、錬金術師がやっていたことと同じだったのです。

ディマティーニ・メソッドは、恐れや怒り、憎しみ、嫉妬といったネガティブな感情を、愛と光、感謝に変容させる、 現代の錬金術です。

私は、ディマティーニ・メソッドのワークを完了させたことで、つらく、困難な出来事や状況を、贈り物へと変え、人生が大きく変わった人たちをたくさん見てきました。

ディマティーニメソッドの錬金術を体験した人たちの、体験談は、コチラに掲載しているのでぜひ見てみてください。

OSHOの講話のYouTubeもぜひ、見てみてください。

 *「歯車のマーク」をクリックして、日本語の字幕を表示することができます。

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