「雑学と知識」道を知っていることと、実際に歩くことは違う

以前に読んだ本に、「雑学と知識は違うものである」と書いてありました。

その本には、女性の出産を例にして、こんな風に書かれていました。

「出産のとき、女性は想像を絶するほどの強い痛みを経験する。

男性なら、死んでしまうほどの痛みである。

ほとんどの人がこのことを知っている。

しかし、「ただそのことを知っていること」と「実際に分かっていること」とはまったく別のことである。

本で読んだり、人から聞いたりして知っているのはただの「雑学」であり、 実際に自分が体験して知っていることを「知識」というのだ。

これを読んでなるほど!と思いました。

私自身もそうなのですが、「頭だけで分かったつもりになっている」ことというのは、実はすごく多かったりしますよね。

ところで、Dr.ディマティーニの本には、次のようなことが書かれています。

「喜びのない痛みはないし、痛みのない喜びもない。

すべての出来事にはポジティブな面とネガティブな面がまったく同じだけある。」

 

「得ることなしに失うことはなく、失うことなしに得ることもない。

すべてはかたちが変わるだけである。」

 

「この世界では愛だけが真実であり、それ以外はすべてイリュージョン(幻想)である」

あなたは、これらのことを、雑学でなく、知識として知っていますか?

もし、そうでないとしたら、自分の体験としてわかりたいと思いませんか?

「人生最悪と思っていた出来事が、実は人生最高の出来事で、一番の贈り物であった」

ということが頭で分かるのではなく、もし、ハートでわかったとしたら。

「私が心から求めているものは、いつでも私のもとにあり、それらは決して失われることはない」

ということが、腑に落ちてわかったとしたらどうでしょう?

そして、それを真に理解するためには、”体験”が必要なのです。

この宇宙には、隠された秩序と法則が、存在しています。

それを知識として知っているのは、すごく限られた人たちです。

そして、彼らは、その隠された秩序と、法則を知ってからというもの、それまでとはまったく違った人生を生きるようになったといいます。

ここに赤いカプセルと青いカプセルがあります。

映画『マトリックス』の中で、モーフィアスがネオに渡したカプセルです。

赤いカプセルを飲むと、この世界の本当の姿、真実を知り、神の完全性を見ることができるようになります。

一方、青いカプセルを飲むと、今まで通りの日常に戻ることができます。

あなたは、赤いカプセルと青いカプセルのどちらを選択しますか?

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「道を知っていることと、実際に歩くことは違う」
ーモーフィアス

飛田 貴生

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