ディマティーニメソッドのやり方
ディマティーニ・メソッドでは、まず、自分の人生に登場した人の中で、最もネガティブに感じている人(最も嫌いな人、怒りを感じている人、軽蔑している人)を1人ピックアップします。
次に、その人の嫌いな特性、行動(見下す、認めてくれない、人の気持ちが分からない等)をリストアップします。
さらに、その人の好きな特性、行動(行動力がある、思いやりがある、責任感が強い等)をリストアップします。
すると、嫌いな人の中に、ネガティブな面とポジティブな面の両方があることに気が付きます。
続いて、その人の嫌いな特性、行動と、好きな特性、行動が自分の中にもあることを発見していくワークを行います。
すると、相手と自分は何も違いがなく、相手は自分を映す鏡であると気づきます。
続いて、その人の嫌いな特性、行動のおかげで自分にどんなメリットがあったかを見つけていきます。
さらに、その人の好きな特性、行動のせいで、自分にどんなデメリットがあったかを見つけていきます。
すると、最も嫌いな特性、行動(例えば、見下す)が自分の人生に最高のものをもたらし、最も素晴らしいと思っていた特性、行動(例えば、尊重する)が自分の人生に最低のものをもたらしていたことに気づきます。
ポジティブだと感じていたことには、同じだけネガティブな側面があることに気づき、ネガティブだと感じていたことには、同じだけポジティブな側面があることに気づきます。
さらに、ディマティーニ・メソッドは、さまざまな角度から、ポジティブとネガティブを統合していきます。