見るべき、スピリチュアルな映画ベスト10

「見るべき、スピリチュアルな映画ベスト10」と題して、スピリチュアル・ヒーラー、心理カウンセラーとしての私見から、おすすめ映画をご紹介したいと思います。

10位「神との対話」

世界的ベストセラー「神との対話」(ニール・ドナルド ウォルシュ著、サンマーク出版刊)の映画版。

著者のニール・ドナルド ウォルシュさんの半生を描いたストーリー。

失業してホームレスに転落し、ゴミ箱の残飯を漁る、人生のどん底から、どのようにして、「神との対話」は、はじまったのか?

書籍の中では、語られていない、ニールさんのリアル体験が明かされています。

今、人生の困難に直面している人に、ぜひ観ていただきたいです。

9位「奇蹟の輝き」

ロビン・ウィリアムス主演。

書籍「神との対話」の中で、神とニールさんが、話題にしている映画。

「死んだらどうなるのか?」

「あの世ってどんなところなのか?」

「天国はあるのか?地獄はあるのか?」

「輪廻転生はあるのか?」

誰もが一度は、考えたことのある疑問に、見事に、映像で答えを示しています。

興味深かったのは、神は裁いていないし、地獄などないのに、多くの人が、ネガティブな思い込みによって自らを縛り、地獄をつくり出していることが描写されている部分です。

現在の状況や、人生に起きる出来事に対する、モノの見方・考え方(認識)次第で、今いる場所が、「天国」にも「地獄」になりえること、

そして、それは、「この世」も「あの世」も同じであると教えてくれます。

8位「バタフライ・エフェクト」

主人公のエヴァンは、「過去の出来事」にタイムスリップし、選択を変えることで、「人生をやり直す」特殊能力を持った青年。

幼馴染のケイリーの人生を、狂わせてしまったことを悔むエヴァンは、「過去のトラウマ的な出来事」を、やり直すことで、ケイリーを幸せにしようと奮闘します。

果たして、エヴァンは過去を変えることで、ケイリーを幸せにできるのか?・・・

映画の世界ならともかく、現実の世界では、過去の出来事を書き換えることで、人生をやり直すことなんてできません。

けれど、たった一つだけ、過去を変える方法があります。

それは、過去の出来事の捉え方・見方を変えることで、その意味を変えること。

そして、”過去の出来事への意味づけ”(認識)が変わることで、現在の状況にも変化が起きてくる・・・。

これは、私が個人セッションやセミナーで提供していることです。

バタフライ・エフェクトは、ディマティーニ・メソッドに通づるところがあり、とても共感します。

オアシスが「過去は変えられない」と歌う、主題歌「Stop Crying Your Heart Out」は、とても美しい楽曲です。

7位「ライフ・イズ・ビューティフル」

第二次世界大戦中のホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を描いた名作。

作品のタイトルは、「どんな状況であっても、人生は生きるに値するほど、美しい」という、言葉に、感銘を受けてつけられたそうです。

今年は、ホロコーストをテーマにした映画をたくさん観ましたが、その中でも、一番、感動した作品です。

物語が終わって、スクリーンが暗転した瞬間に、涙が溢れてきます。

6位「二郎は鮨の夢を見る」

伝説の寿司職人であり、「すきやばし次郎」(東京都中央区)の店主、小野二郎さんを追った、アメリカ人監督によるドキュメンタリー映画。

「すきやばし次郎」は、オバマ大統領が来日した際に、安倍首相が会食に使った、”ミシュラン3つ星”の寿司店です。

私は、マスター(人生の達人)に憧れがあるので、メンターのアラン・コーエンや、ジョン・ディマティーニを見るような目で、二郎さんを見てしまいました。

「道を極めた人って、どんな人なの?」という視点で観ると、楽しめます。

観終わったあと、二郎さんに会いに行きたくなります。

1人3万円〜ですが・・・。

二郎は鮨の夢を見る

5位「ウエイン・W・ダイアー ×
エックハルト・トール 存在を超えて」

「もっとも影響力を持つスピリチュアル・マスター100人ランキング」において、1位のエックハルト・トールさんと、3位のウエイン・W・ダイアー博士の対談(講演会)を収録した作品。

(*2位は、ダライ・ラマ14世)

興味深いのは、スピリチュアル・マスター1位のエックハルト・トールさんが、ビックリするぐらい、カリスマ性も、存在感もない、”普通のおじさん”であることです。

存在感のある、ダイアー博士と並ぶと、その違いがよくわかります。

あまりに普通なので、飛田家では、「エックハルトおじさん」と呼んでいます 笑

エックハルトおじさんの教えは、とってもシンプル。

”今この瞬間”に、完全に注意を向け、意識的に生きること。

ただそれだけです。

それは、「ほんとうの自分」と調和し、目覚めて生きることを意味します。

彼の教えには、「お金持ちになる」とか、「理想のパートナーに出会う」とか、「夢を実現する」なんてことは、ただの一度も出てきません。

こういったことは、偽の自分(エゴ)の望みであって、「ほんとうの自分」の望みと比べたら、意味のないことだと、おじさんは言います。

実際、エックハルトおじさんは、お金や名声、栄誉といった、現世的な成功にはまったく執着がなく、(講演会で着ている洋服も、釣りに行くような格好で、ぜんぜんオシャレじゃありません・・・)長期的なヴィジョンや、願望、目標も、持っていません。

多くの教師たちが「夢やヴィジョンを持ちなさい、明確にしなさい」と教えていますが、おじさんは、まったくそんなこと、ひとことも、言いません。

ところが、”今この瞬間”とつながり、「ほんとうの自分」と完全に調和している、おじさんの”あり方”が、逆説的ですが、大きなヴィジョンや、現世的な成功をつくっているのです。

著書の「ニューアース」は、全米580部突破の大ベストセラーを記録し、アメリカで一番人気のあるトークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」への出演も実現。

その結果、「もっとも影響力を持つスピリチュアル・マスター1位」に選ばれたのです。

「ほんとうの自分」と調和するとは、どういうあり方なのか?

書籍ではわからない、エックハルトおじさんのあり方・エネルギーを、映像で感じてみてください。

参考:
もっとも影響力を持つスピリチュアル・マスター100人ランキング

4位「インファナル・アフェア 3部作」

トニー・レオン、アンディ・ラウ主演。

捜査官として、マフィアに潜入した警官ヤン(トニー・レオン)と、マフィアから、スパイとして警察に潜入したラウ(アンディ・ラウ)が対決するストーリー。

警官でありながら、マフィアとして生きるヤンの葛藤と、マフィアでありながら、「善人になりたい」と願う、ラウの葛藤が対照的です。

また、マフィアのボスとして登場するサム(エリック・ツァン)は、1作目では「悪人」、2作目では「善人」として描かれており、

人間の二面性を表現しているあたりも、興味深いです。

英語のタイトルの「Infernal Affairs」は、「地獄のような出来事」という意味ですが、中国語のタイトルの「無間道」(むげんどう=仏教用語)には、「完全な悟りを開くための、4段階の2段階目」という意味があり、こちらも見事に、対照的になっています。

私は、ふだんセミナーや、個人セッションで、「ネガティブとポジティブ(光と影)を統合するヒーリング」を提供しているので、「光と影」(善と悪)の二面性をテーマにしているこの作品に、とても惹かれます。

サスペンス・ドラマとしても、抜群に面白く、登場人物がみんなカッコ良くてシビレます。

トニー・レオンがカッコ良すぎです!

3位「ビューティフル・マインド」

ラッセル・クロウ主演。

「ビューティフル・マインド」の主人公、数学者のジョン・ナッシュ教授(実在の人物)は、”醜いマインド”(頭脳)の持ち主です。

重度の統合失調症(精神疾患)のために、彼の頭脳はたえず、あるはずのない”幻覚”を作り出すからです。

ナッシュ教授は、この幻覚に支配されて、人生を狂わせ、大きな挫折と苦悩を経験します。

しかし、ナッシュ教授には、相反するもう一つの頭脳が与えられています。

それは、数学者として”超天才”と評されるほどの、”美しい頭脳”。

彼は、この頭脳によって「ゲーム理論」と呼ばれる概念を構築し、ノーベル経済学賞を受賞(1994年)するなど、数学者としての、偉業と成功を手に入れるのです。

私は、長年、重度の皮膚病とリウマチの持病に悩まされてきました。

けれど、この二つの病気によって、ヒーリングの道へと導かれました。

「ビューティフル・マインド」は、「困難やハンディキャップは、贈り物である」

ということを、思い出させてくれます。

苦しいときに観ると、すごく元気が出る映画です。

2位「思い出のマーニー」

スタジオジブリのアニメ作品。

自分のことが嫌いで、心を閉ざした12歳の少女、杏奈(アンナ)が主人公の物語。

「なぜ、杏奈は、自分を嫌い、心を閉ざしたのか?」

それは、幼い頃に、事故で両親を亡くし、自分を一人残して死んでしまった両親を恨んでいるから。

また、あることがきっかけで、養母の愛情も疑うようになり、「自分は誰からも愛されていない」と思い込んで、

さらに、心を深く閉ざしてしまうのでした。

しかし、病気の療養のために訪れた海辺の村で、謎の少女「マーニー」と出会い、マーニーと親しくなるうちに、少しずつ心を開いていく杏奈。

「果たして、謎の少女、マーニーとは誰なのか?・・・」

マーニーの正体が明らかになる頃、

杏奈は、自分が幼い頃に、どのように育てられたのかを、知ります。

そして、杏奈は、ついに、”ある真実”に、たどり着くのです。

そして、”その気づき”によって、杏奈の心は、大きく開くのでした。

「私今、すごく幸せです」と表情を輝かせる杏奈が、見つけた真実とは、何だったのか?・・・

杏奈の気づきは、映画を観ていた私の心にも届きました。

「自分がどれだけ、愛されているか」かがわかり、涙が溢れて止まりませんでした。

「思い出のマーニー」は、観るだけで、ヒーリングが起きる映画です。

親との関係が癒され、自分がどれだけ愛されているかに、気づくことを助けてくれます。

私の中の、”スタジオジブリ最高傑作”です。

1位「ハロー!純一」

内気な小学生の純一(加部亜門)を囲む個性的な6人の子供たちと、教育実習生のアンナ先生(満島ひかり)が繰り広げる、ドタバタ・ラブ・コメディ。

「子供達に映画をプレゼントしたい!」という製作者の思いが込められたこの映画には、”ある秘密”が隠されています。

その秘密とは、映画のいたるところに、「愛と感謝の教え」とも言える、子供たちに向けられた、「スピリチュアルな知恵」「人生訓」がぎっしり詰まっていること。

大人に叱られて、帰ってきた純一に、おじいさん(我修院達也)は、優しくこう言います。

「いいか、純一、その怒られたことに感謝するときがくるぞ。

いつかきっと、わかるぞ。」

またあるとき、「僕は弱い男なんだ・・・」と落ち込んで帰ってきた純一に、おじいさんは、こう言います。

「純一の中には、”弱い純一”と”強い純一”がセットで入っているんじゃ。

そのうちきっと、わかるぞ。

いいか、純一、すべての物事には、オセロと同じように表と裏があるんじゃ。

悪いことの裏には、必ず、良いことがある。

そのうちきっと、わかるぞ。」

こうした「愛と感謝の教え」は、普段、私がセミナーや個人セッションでお伝えしていることでもあり、大勢の子供たちに、メッセージが、届けられているのかと思うと、とても嬉しくなります。

「そのうちきっと、わかるぞ。」と、純一のプロセスを信頼する、おじいさんの包み込むようなエネルギーに、心がとても温かくなりました。

「ハロー!純一」は、”愛と感謝の波動”が込められた、観ているだけで、ハートが開いてくる映画です。

お子さんのいる方は、ぜひ一緒に観ていただけたらと思います。

また、満島ひかりさんが歌う、主題歌の『愛なしでは息もできない』も、本当に素晴らしい楽曲です。

私は、リピートして、何度も、何度も、聴いています。

”宇宙の愛”テーマにした歌詞が本当に素晴らしいんです。

聴いているだけで、「愛と感謝の涙」が溢れ、ハートが大きく開いてくるのを感じます。

*『愛なしでは息もできない』は、シングル未発売です。

「ハロー!純一」のセルDVDの特典ディスクに収録されています。

以上、スピリチュアル・ヒーラー、心理カウンセラーの私見から選んだ、「見るべき、スピリチュアルな映画ベスト10」でした。

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