鬼滅の刃と鬼の年

先週、奥さんと一緒に
アニメイトに「鬼滅の刃グッズ」を
買いに行ってきました。

いえいえ、私、別に、
アニヲタでは、ないんですよ。

毎年、この時期は、
姪っ子と、甥っ子のクリスマス
プレゼントに、何を贈るか、悩みに
悩みまくるんですけど、
今年は、「ヌルゲー」なんです。

だって、
姪っ子と、甥っ子は「鬼滅の刃」に
どハマりしてるらしいから。

とりあえず、今年は、鬼滅グッズを
贈っておけば、モーマンタイです。

ちなみに、
うちの奥さんは、フィリピン人の先生から
Skypeで英会話を教わっているんですけど

彼女の中学2年の娘さんも鬼滅の大ファン
なんですって。

親子で、Netflixで、
鬼滅を見ているそうなんですよ。

今年は、本当に、
鬼滅が大流行りしましたよね。

私もAmazonプライムで一通り、見ました。

新シーズンの、「遊郭編」も、
もちろん見ていますよ。

ちなみに初めて鬼滅を見たときに、
これって「ジョジョ」と「彼岸島」と

「るろうに剣心」が混じってるじゃん
って思いました 笑

ラスボスの鬼舞辻無惨はどう見ても
「彼岸島」の雅(みやび)だし

呼吸法で、超人的な能力を発揮するのは
「ジョジョ」の第1部、2部に出てくる
「波紋」以外のなにものでもありません 笑

炭治郎の師匠の鱗滝さんが
「ジョジョ」のツェペリさんに
見えて仕方ない・・・。

鬼滅の後に、続けて、
「呪術廻戦」も、ぜんぶ見たんですけど、

こっちも、キャラと世界観が違うだけで
「鬼と人間が戦う」という基本設定は
まんま同じでした。
(「呪術」の方は鬼じゃなくて、呪いですが)

で、気が付いたんですけど、
以前に大流行りした、海外ドラマの
「ウォーキングデッド」も、
「ゲーム・オブ・スローンズ」も、

「ゾンビ(アメリカ版の鬼)と人間が戦う」
という、お話ですよね。

なんだ、私たちって、
繰り返しおんなじ話を見て、
盛り上がっていたんですね。

で、私、なんで、人は、こんなに、
「鬼と人間が戦う話」が大好きなんだろう?
って、思ったんですよ。

で、その私なりの答えが、
「呪術廻戦」を見ていて、わかったんです。

「呪術廻戦」に出てくる、化け物の
「呪い」という存在は、

”人間のネガティブな感情”
が、生み出したものなんですって。

人間のネガティブな感情っていうのは
怒りや恨み、嫌悪、憤り、嫉妬、
恥、後悔、罪悪感とか、そういうやつです。

あ、そういえば、鬼滅に出てくる鬼って
元々は、ぜんぶ、人間ですよね。

あと、ウォーキングデッドのゾンビも、
元は、普通の人間です。

そう、鬼っていうのは、”なんかの事情”
で、化け物になってしまった人間なんです。

で、そのなんかの事情というのに、
大方、人間のネガティブな感情が関係している。

で、そのことに気づいたら、
少し前に、古神道に詳しい私の知人が
「今年は、鬼の年」だって、
教えてくれたのを、思い出したんです。

今年は、「邪気」と「鬼気」っていう
エネルギーが全国で渦巻いで停滞している
らしいんですよ。

それを聞いたときは
「ふーん、そうなんだ」って
あんまり、ピンと来なかったんですけど

ここ最近、毎日のように起きている
事件や事故のニュースを見るたびに

なんだ、鬼って、アニメとか、
ドラマの中だけの話じゃなかったんだって
気づいたんです。

一見、普通に見える人が、鬼になって
電車の中で刃物を振り回したり、

人が密集した屋内で
火を放ったりしている・・・。

あれは、鬼以外の
何者でもないじゃないですか。

あと、この前、参加した
トラウマセラピーのセミナーで
世界的なトラウマセラピストの、
スヴァギートさんが教えてくれたんだけど

怒りの感情を、表に出さずに、
ずっと抑圧していると、その怒りの矛先が
自分に向けられてしまうんですって。

で、自殺してしまう人がすごく多いそう
なんです。

2021年の、全国の自殺者数は、
11月時点で、19,113人。(警察庁発表)

この中には、スヴァギートさんの言うように
抑圧した感情によって、精神のバランスを崩して

自分を傷つけてしまった人たちが
少なくないのではないでしょうか。

つまり、人は、怒りや、恨み、罪悪感、
嫉妬といったネガティブな感情によって
鬼にもなるし、自分を殺してしまう
こともある、ということ。

「鬼と人間が戦う話」が、
こんなにも、大衆に好まれるのは
自分たちの日常の中に、

鬼が潜んでいることを、
みんな無意識にわかっているから
なんじゃないでしょうか。

古神道に詳しい知人は
こういう、強いネガティブな感情のことを
「邪気」や「鬼気」と呼んでいたけれど

人間行動学の世界的権威の
Dr.ジョン・ディマティーニは
強い感情のことを
「エモーショナルチャージ」(感情的な負荷)
と呼んでいるんです。

あと
『ニュー・アース』の著者で世界的な覚者の
エックハルト・トールさんは「ペインボディ」
と呼んでいる。

ちなみに、「感情」は、英語で
「emotion(エモーション)」ですが

これには、「揺れ動く、エネルギー」
(e-motion)という意味があるんです。

つまり、怒りや恐れ、嫉妬、憎しみといった
感情は、エネルギーなんです。

あと、エネルギーについて
科学者のアルベルト・アインシュタインは
もっとも有名な数式の「e=mc2」を使って、

「エネルギーと、その質量(重さ)は等価であり
エネルギーは物質に、変換が可能である」

と、示している。

これを簡単にいうと、

「エネルギーは、同じ重さの物質に変換できる」

ってことです。

だから、
とても強い怒りや、恨み、嫌悪、恥、罪悪感、
嫉妬といった感情(というエネルギー)は
物質的に、とっても重たということなんです。

今の、世の中全体を、
見渡してみてほしんですけど、

もう、本当に、ものすごく
重苦しい、感じがしませか?

私は、人の感情に「共感」(empathy)
しすぎてしまうエンパス体質なので
もう、本当に胸が締め付けらるようです。

世の中、全体が、どんより重たいのは、
「邪気」や「鬼気」
「エモーショナルチャージ」
「ペインボディ」
が世の中全体に、漂って停滞していて、

これらのエネルギーに
質量(重さ)があるからなんです。

しかも、
今日は、一年でもっとも昼が短く、
夜がもっとも長い「冬至」です。

実は、今日は、
地球のマイナスエネルギーが
一年でもっとも強い日なんです。

つまり、今日がもっとも暗くて重たい。

でも、これは、逆に、
チャンスでもあるんです。

だって、
「陰極まって陽生ず」
だから。

インドの神秘家で覚者の、
Osho(バグワン・シュリ・ラジニーシ)は

怒りや、恐れといったマイナスの感情を
「愛と光」に変容させることができる
と、言っているんです。
それをOshoは、「錬金術」と呼ぶ。

怒りや、恨み、嫉妬、恥、といった
ネガティブな感情という卑金属を、
「愛と光」という、
黄金に変えることができる。

つまり、ネガティブな感情は
人を鬼にもすれば、愛と光にもする
ということです。

で、
まさにそういった怒りや、恐れなどの
強いネガティブな感情
(「邪気」や「鬼気」)を

「愛と光」に変容させるツールが
ディマティーニ・メソッドなんです。

量子物理学に、「対消滅」(ついしょうめつ)
と呼ばれる現象があります。

「粒子」(プラスの電気を帯びた素粒子)と
「反粒子」(マイナスの電気を帯びた素粒子)
がぶつかると、2つの粒子が消滅して、
光に変わる、という現象です。

つまり、マイナスとプラスが
ぶつかると、光になる
ということなんです。

これが、ディマティーニメソッド
の基本となる原理。

マイナス感情と、プラス感情を
意識上で、統合することで「愛と感謝」に
変容させることができる。

つまり、「邪気」や「鬼気」という、
人を鬼にするエネルギーを、

ディマティーニ・メソッドで
愛と光に変えることが可能なんです。

そして、その変容を起こすのに
マイナスのエネルギーが一年で、

最大になる、この「冬至」の時期ほど、
最適なときはないと思うんですよ。

だって、
「陰極まって陽生ず」
だから。

私たちは、
鬼になって、人を傷つける人や
自殺をしてしまう人たちの

人生に直接、介入して、
彼らを手助けすることはできません。

けれど、
私やあなたという個人(Individual)は
無意識の深い部分では、一つにつながっている
分離してない(In-dividual)存在なんです。

だから、あなたや私一人が
自分の内側にある、怒りや恐れ、恨み、

憤りといったネガティブな感情と向き合い
それを愛と光に変えることができれば、

日本人の、集合無意識に
ものすごいインパクトを与えることになる。

そうやって、
今まさに、鬼になろうとしている人

自殺を図ろうとしている人たちを、
助けることができるんです。

このメルマガを
読んでくれている人の中には、自分で
ディマティーニ・メソッドをできる人や

瞑想、CBDオイル、フラワーエッセンス、
オーラソーマ、などのツールを使えて

自分の中の、怒りや、恐れ、憎しみ
嫉妬、罪悪感といったネガティブな感情と

向き合い癒すことのできる人が
たくさんいると思うんでね。

「邪気」や「鬼気」が
最大になっている、今こそ、
それらを、使って、自分を、癒し、
全体に貢献するのときだと思うんです。

鬼退治を、
炭治郎や、煉獄さんたちだけに任せて
傍観している場合じゃない。

私も、この年末年始は、
自分の内側の、闇と深く、向き合う

”リアル鬼滅の刃”

に励みたいと思います。

もしよかったら、
あなたも、一緒にそれをしませんか?

「献身的な少数の人たちだけでは、
世界を変えられないと、信じないで。

実際に、世界を変えてきたのは、
そういう少数の人たちなのだから。 」
ーマーガレット・ミード
(アメリカの文化人類学者)

最後まで
お読みいただきありがとうございます。

飛田貴生

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