あなたの弱さは、誰かの強さになる 誰もが自分と同じ人間
水原希子さんのインスタライブ
私、深夜に、ハイボールを飲みながら
TikTokをダラダラ見ていたんです。
そうしたら、女優の水原希子さんが泣きながら
インスタライブをしている、
動画が流れてきたんですよ。
その動画では、
希子ちゃんが、ずっーと泣いてるんです。
なんか、最近、週刊誌の取材に答えて、
それが記事になってから、彼女、すごい、
誹謗中傷を受けているみたいなんですよ。
「私は、人前に出る仕事だから、
そういう誹謗中傷は、ある程度は仕方ないって
思っているけど、やっぱり、すごく傷つくんです」
って、ずっーと泣いているんです。
で、私、それを見て、
この子すごいなって思ったんですよ。
そのインスタライブは、
リアルタイムで1万5千人ぐらいの人が
視聴しているのに、彼女は、自分の弱い部分を、
隠さずに、ぜんぶオープンに見せているんです。
弱さを見せると言っても、被害者意識で、
同情を引こうとしているわけでも、
誰かを批判しているわけでもなく、
(少なくとも私は、そう感じました)
「悲しい、つらい」という、感情を、
ただ、正直に、表に出しているだけ。
そんな風に、
自分の弱さを隠さずに見せる、希子ちゃんに、
勇気づけられた人、心動かされた人、
大勢いるんじゃないでしょうか。
弱さを見せられる人は強い人
それで、私、師匠のアラン・コーエンさんの
セミナーでのエピソードを思い出したんです。
もう、10年以上前のことなんですが、
私、そのとき、アランのリトリート
(合宿セミナー)に参加していました。
私、そのセミナー中に、悲しみのスイッチが
入ってしまって、悲しくて、悲しくて、
仕方なくなってしまったんです。
私には、感情を抑圧する傾向があって、普段は
そういうのを”滅殺”しているんですけど、
”アラン・マジック”によって、
感情のフタが空いちゃったんですね。
それで、
悲しみの感情をそれ以上、抑えきれなくなって
参加者の前で、嗚咽しながら、泣いたんですよ。
自分のダメな部分を人に見せるなんて、
私にとっては禁忌(タブー)だったのに、
ぜんぶ、さらけ出しちゃった。
大勢の前で、大泣きするなんて、
人生初めての体験です。
感情を抑圧する傾向のある私にとっては、
それが必要なワークだったみたいです。
でも、その後、一部の参加者から、
「そういうの、やめた方がいいよ、
恥ずかしいから。」って嫌味を言われました。
きっと、その人も、私と同じで、人に弱さを
見せてはいけない、ネガティブな感情を
人前で表現してはいけないって、感情を抑圧
するタイプだったのでしょうね。
でも、その一方で
「すごく、勇気をもらえました。貴生さんは、
愛の体現者ですね。」って、言ってくれる人も、
いたんですよ。
アランにも、
「自分の弱さを人に見せられる人は、
すごく強い人だよ」って褒められました。
私、人前で、鼻水をビヨーンって、
垂らしながら、泣いていただけなのに、
すごい褒められちゃった 笑
で、今回の水原希子さんの動画を見て、
思い出したんですね。
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自分の弱さを隠さずに見せることは、
他人の役に立つ
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ということを。
あなたの弱さは、人の自信になる
私たちって、自分の中にある弱さを
認めていませんよね。
そういうものが、自分にあってはならないって
思っているいるんですよ。
だから、自分の弱さを誰もが隠そうとする。
でも、希子ちゃんのように勇気ある人が、
弱さを見せてくれると、
「自分の中にも、そういう弱い部分があっていい」
って、弱さを受容できるんです。
つまり、ダメな自分、弱い自分をありのままに、
受け入れることができるんですよ。
これを、
「自分を愛する」とか「自己受容」
って言います。
あと、彼女のような有名人が弱さを見せることで
「どんなに成功し、優れているように見えても、
人間は、みんな同じなんだ。
自分と何も違わないんだ。」と、
みんなが気付けるようになるんです。
実際、今回の、TikTokにも、
「こんなすごいモデル、女優さんなのに、
悩んで泣いて、苦しんで、普通の女の子なんだなぁ
って感じた。」
「芸能人も同じ人間。」
「こうやって、発信してくれるのは
ありがたいし、かっこいい。」
「あなたの勇気は、素晴らしい」
という、コメントがありました。
そう、自分の中の弱さを隠さずに見せることで
それを見た人に
「自分の中にも、弱さがあっていい」
「凄そうに見える人も、自分と同じなんだ」
と、気づかせることができちゃう。
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自分の弱さは、人の自信になる
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ということです。
誰もが、私と同じ人間
私は、このことをクライアントさんから
教えてもらいました。
私の個人セッションやセミナーには、
お医者さんや、大学教授、著名人といった、
社会的に認められ、成功している人が
来ることがあります。
守秘義務があるから、詳しいことは
書けないんですけど。
そういう人たちは、
他人から、あこがれを持たれたり、
うらやましいと思われたり、
嫉妬されたりする存在です。
けれど、そうした華やかに見える彼らにも、
ちゃんと、悩みがあるんですよ。
普段は、それを人に見せないだけなんです。
以前に、ある講演家の人が、個人セッションに
来てくれたことがあります。
彼は、数千人の前で、自信たっぷりに話す、
人気の講師です。
でも、私に、こっそり打ち明けた悩みは、
「自分にまったく自信が持てないこと」
だったんですよ。
私、思わず、耳を疑いましたよ。
でも、その瞬間に、この人も私と同じ人間
なんだってすごく安心したのを覚えています。
あと、個人セッションに、モデルか女優みたいに
すっごい美しい女性が来たこともありました。
世の中に、こんなきれいな人いるのね、
って思うような人でした。
だから、私、ものすごいキンチョーしちゃった。
というか、その人に会うのが怖くて
仕方なかったんですよ。
でも、詳しく話を聞いてみたら、彼女は、
「自分には、価値がない、私は愛されていない」
という、無価値感、劣等感をなんとかしたくて、
私の個人セッションに来たんですって。
なんだ、この人も、私と同じ人間だった 笑
成功者ほど嫉妬する
あと、以前に、
他人への嫉妬を解消するワークのやり方を教える
セミナーをやったことがあるんですが、
参加者の中に、社会的に成功している人、
評価されている人が何人もいたんですよ。
これは、まったくの予想外でした。
「あなたたちは、嫉妬する方じゃなくて、
される方でしょう」
って、私、思わず、心の中で、
ツッコミを入れちゃいました 笑
でも、実際は、成功している人の方が、
他人に嫉妬しているみたいなんです。
どんな業界、分野にも、
上には上がいるものなんですね。
前に、
日本を代表するクリエイターの佐藤可士和さんが
「どうして、俺は、ピカソみたいな
アイコンになれないんだろう」
って、ピカソに嫉妬していたという話を
聞いたことがあります 笑
どんなに凄そうに見る人にも、
うらやましい人、嫉妬する人がいる。
他人を上に見上げる弊害
私、職業柄、そういう人たちをたくさん
見てきました。
で、
「人は、みんな同じ。特別な人、優れている人、
すごい人なんて本当はいないんだ。
みんな自分と同じ人間なんだ」って、
わかったんですよ。
それ以来、
他人を必要以上に、上に見なくなったんです。
実は、他人を上に見上げてしまうことが、
「自分を愛すること」(=自分に価値を認めること、
ありのままの自分を受け入れること)に、
とてもよろしくないんですよ。
だって、他人を自分よりも上に見たら、
自分の価値は、その人の下に
なっちゃうじゃないですか。
つまり、人を必要以上に上に見てしまうと、
自分に価値を認められなくなって、
自信を失ってしまうんです。
だから、気づいてほしいんですね。
一見、凄そうに見える人も、あなたと同じ人間
だって。
リア充アピールの真実
けれど、FacebookやインスタなんかのSNSには
みんな自分の最高の瞬間しか、載せないですよね。
すごいゴージャスな食事の写真とか、
ここぞとばかりに、アップしている人を
よく目にします。
例えば、
飛田家では、近所の肉屋で、毎週、土曜日に、
豚コマ肉(1キロ/千円)を買うんですが、
そういうのを、インスタにアップしたり
しないじゃないですか 笑
リア充アピールしたり、
人にマウンティングする人っていうのは、
本当は、無価値感や劣等感の塊りなんですよ。
だから、そういう、SNSの投稿を見て、
うらやましいと思ったり、嫉妬したりする
必要は、ないんですね。
だって、その人も、私やあなたと同じだから。
ちなみに、
私なんて、いつも人の悪口ばっかり言っていて
奥さんに、「あなたは、どうして、
人の悪いとろしか見ないのよ。
なんで、そんなに、偏った見方しかできないのよ。
あなたは、バランス思考を人に
教えてるんじゃないの?」
って、よく言われるんですね。
だから、私、
「俺は、自分にバランス思考が必要だから、
これを教えてるんだ。悪いか!」って、
いつも、開き直ることにしているんです 笑
要するに、みんな等しく、
違いのない、人間だということですね。
今日の記事は、水原希子さんの勇気ある行動に
インスピレーションを受けて書きました。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
飛田貴生