新型コロナに感染したメリットは?

コロナになりました

先週、新型コロナになりました。

38度の発熱が2日続いて、
その後も、咳や鼻水、倦怠感が
一週間、ぐらいありました。

今日で12日目だけど、
まだ鼻水が止まらない。

これで「軽症」なんだそう。

予想以上に、しんどかったです。

私、自分は、
コロナにならない自信があったんです。

だって、毎日、CBDや、ビタミンDやCを飲んで、
自然免疫を、鉄壁にしていますもん。

けど、油断してしまったんです。

感染の原因

コロナになった原因は、

”休みを取らなかったこと”

と、

”体を冷やしたこと”

です。

11月の末に、
ディマティーニ・メソッドの1日集中セミナーを、

12時間、ぶっ通しでやって、
翌日に、休まなかったんです。

奥さんと、朝から、遊びに出かけてしまった。

私のセミナーは、
とにかく肉体的な負担がでかいから、

翌日は、しっかり、休養しないと、
体がもたないんです。

それなのに、
その後も、仕事や、予定を詰め込んで、
休みを取らなかった。

先週から、急激に、気温が下がったのも
よくなかったのでしょう。

疲労が溜まっている上に、
体を冷やしてしまったから、
自然免疫が、ダダ下がりして、

その結果、コロナになって
なってしまったんだと思う。

鹿児島ロス

最悪なことに、
奥さんにも、うつしてしまった　汗;

実は、先週、奥さんと、
鹿児島に旅行に行く予定だったんです。

それも、コロナで、吹き飛んでしまった。

あんなに、奥さん、
旅行を楽しみにしていたのに。

トホホ・・・。

鹿児島旅行を中止するのは、
今回で、二度目なんですよ。

本当は、9月のシルバーウィークに
行くはずだったんだけど、

九州に、台風が直撃して、そのときも、
泣く泣く、キャンセルしたんです。

今回は、そのリベンジだったのに・・・。

二度も、鹿児島旅行が中止になるなんて、
なんか、呪われているんでしょうか?!

私と奥さん、薩摩藩士に、弾圧や拷問された
過去生があるのかもしれません ;;

コロナのメリット

それで、
ディマティーニ・メソッドをやってみたんです。

コロナになったメリットと、
鹿児島に行けなかったメリットを、
書き出してみました。

妖怪ナニモシナイ

コロナになったメリットの、一つは、
「行動は、善である」と、
盲信していることに気づいたこと。

私、寝込んでいる時に、
何もしないことに、罪悪感を、感じたんです。

で、何もしないで、生産せず、
お金を稼がないことは、悪いことだと、
信じていることに気づいた。

飛田家では、それを、
「妖怪ナニモシナイ」と呼んで忌み嫌っている。

私だけでなく、世の中の、
大多数の人たちも、そう信じているでしょう。

「行動は、善である」と、
盲目的に、信じ込んでいる。

だから、体が疲れているのに、休まずに、
仕事や、予定を、詰め込んでいたんです。

もちろん、無意識で。

このパターンが顕在化したことは、
私に、とって大きなメリットです。

どうも、
「何もしない自分には、価値がない」

という思い込みを解消することが、
今回、コロナになった理由みたいです。

それで、鹿児島に行かずに、家で何もせずに、
寝ていることの、メリットを探してみました。

健康 ＞ 時間 ＞ お金

メリットの一つは、

「健康は、時間や、お金より大事」

と、気づいたこと。

以前は、お金と、時間がたくさんあれば、
いつでも好きなときに、旅行に行けると、
信じていたんです。

たぶん、私だけじゃなく、
多くの人がそう思っているでしょう。

でも、コロナになって、
時間も、お金もあるのに、
旅行に行けないという、現実と直面した。

コロナになる前は、

お金 ＞ 時間 ＞ 健康

という、順番だったんです。

つまり、
お金の価値を過大評価して、
健康の価値を、過小評価していたということ。

だから、忙しく働くことで、健康を浪費して、
もっと、お金を稼ごうとしていたわけです。

けれど、コロナになって、
鹿児島に行けなかったおかげで、
本当は、

健康 ＞ 時間 ＞ お金

という、順番なんだと、気づいた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
健康を浪費して、お金を稼ぐことはできる。

でも、お金で健康を、買うことはできない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

よく考えたら、当たり前のことです。

もし、お金で健康が買えるなら、
世のお金持ちは、みんな不老不死に
なっているでしょう。

けど、実際は、そうじゃない。

かつて、世界有数のお金持ちだった、
スティーブ・ジョブズだって、
お金で健康を、買うことはできなかった。

それぐらい、健康は、大切なもの。

それなのに、私たちは、ふだん、
健康という資産が、湯水のように、
無限にあると、錯覚している。

健康な人にとって、それは、
水や空気と同じように、あって当たり前のもの。

だから、元気なときは、
その価値と、有限性に、気づくことができない。

けれど、病気になると、
健康は当たり前なんかじゃなく、

有限で、何より大切なものであると、
思い知ることになる。

アントニオ猪木さんの名言、

「元気があれば、なんでもできる」は、

裏を返せば、

「元気がなければ、何もできない」

という意味になる。

健康なときに、
そのことに気づけると、いいのだけれど、
これが、どうも、難しいみたい。

何もしないで資産を稼ぐ

そのことに気づいたら、
何もしないで寝ていることのメリットと、

忙しく行動することのデメリットが、
ハッキリわかったんです。

何もしないメリットは、
健康という、限りある資産を回復させ、
”生命エネルギーを充電する”ことができること。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
何もしないことで、健康という、
いちばん大切な資産を、稼いでいる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

と言い換えることもできるでしょう。

忙しく働いて資産を失う

忙しく行動することのデメリットは、
健康という限りある資産を浪費して、
”生命エネルギーを、衰退させてしまう”こと。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
忙しく働くことで、健康という、
いちばん大切な資産を失ってる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

と言い換えることもできるでしょう。

ああ、妖怪ナニモシナイは、
何も、悪くないじゃないか!

「行動は、善である」なんて、大ウソ。

「行動した分だけ、休息する」こっちが、本当。

睡眠のチカラ

そうそう、それで、
漫画家の水木しげるさんの、

「睡眠のチカラ」という漫画（エピソード）を
思い出したんです。

それは、睡眠の大切さを、
伝えるために水木さんが描いたもの。

水木さんが、出版記念パーティで、
手塚治虫さんと、石ノ森章太郎さんと
会ったときの、お話です。

二人は、何日も、徹夜をして、
睡眠時間を削って、漫画を描いていたそう。

そんな二人に、水木さんは、

「アンタら、睡眠をバカにしちゃあいけませんョ」

と諭します。

「眠っている時間分だけ、長生きするんです。
幸せなんかも、”睡眠力”から湧いてくる。
”睡眠力”こそが、すべての源です!!」

と、力説。

最後は、

「・・・というわけで、両氏は、早死にしてしまったんだなぁ」

と結んでいる。

ちょっと、ダークな内容だけど、
水木さんは、

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
十分な睡眠を取らないことは、
命を削っているのと同じ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

と言っているんです。

強制休養

結論。

私がコロナになったのは、
忙しく働く（＝健康を浪費してお金に変換する）

という、自己破壊のパターンを、
解消するための、「強制休養」だった。

ああ、コロナさん、ありがとう。

おかげで、命拾いしました。

私、これを機に、
水木しげるさんを、目指そうと思う。

90才になっても、元気に、
ディマティーニ・メソッドのセミナーと、
個人セッションをやっていたいから。

だからもう、
妖怪ナニモシナイを、嫌ったりしない。

この年末は、
コロナからのメッセージを真摯に受け止め、
意識的に、休養しようと思います。

「人間は、寝ることによって、かなりの病気が治る。

私は、”睡眠力”によって、傷とか病気とかをひそかに治し、今日まで”無病”である。

私は、”睡眠力”は、”幸福力”ではないかと思っている。」
ー水木しげる

引用：
『睡眠のチカラ』（水木しげる著）

今日のお話が少しでも
あなたの役に立つとい嬉しいです。

飛田貴生