人生が変わる人と変わらない人の違い
以前私は、アメリカのベストセラー作家で、
スピリチュアルの教師の、アラン・コーエンさんのセミナーに参加していました。
その中で、「ハートを開いて、自分の本心を伝える」というワークがありました。
「自分の抑圧している、感情や、本音を、人前で、洗いざらい、ぶちまける、さらけ出す」
ということをしました。
ワークのあと、身体が驚くほど、軽くなったのがわかりました。
その翌日。
ベッドの中で目覚めた私は、いつもと、身体の様子が違うことに気づきました。
長年、患っていた持病の「関節リウマチ」の痛みが、消えて無くなっていたのです・・・。
リウマチの強い痛みのために、鎮痛剤がないと、普通の生活ができなかったのに、
それが、ウソのように無くなってしまっった。
最初は、信じられませんでした。
でも、そうしたヒーリング(癒し)が私に身体に起きたのは、
アランさんの、セミナーでやったワークの効果だと、直感的に、わかったのです。
その一年後、私は、また、アランさんセミナーに参加していました。
そこで、アランさん、リウマチの痛みが消えてなくなったことを伝え、
「あなたに、すごく感謝しています」
と伝えました。
すると、アランさんは、こう言いました。
「まず、私に感謝してくださったことに感謝します。
でも、私はあなたの代わりに、癒やされるという決断をしてあげることはできませんでした。
自分を癒やすと決断して、そうしたのはあなた自身です。
その決断をあなたの代わりにできる人は、他にいません。
だから、どうか、自分を癒やすという決断をした自分に感謝してあげてください。」
と・・・。
そのときの私は、アランの言葉が何を意味しているか、正直、よくわかりませんでした。
その後、私は、アランさんと同じように、セミナーや個人セッションで、
他者の癒しのお手伝いをする、ヒーラーの仕事を始めました。
「アランにしてもらったことを、他の人にもしてあげられるようにないたい」
という、一心で、ヒーリングのスキルを向上させよう、努力し続けました。
セミナーや個人セッションで、本当にたくさんの人たちと関わってきました。
その中には、最初にお会いしたときとは、別人のように、人生が大きく変わった人もいれば、
まったくの何の役にも立てない人もいました。
そして、クライアントさんの役に立てたときは、自分の手柄だと喜び、
役に立てなかったときは、自分のせいだと、自分を責めました。
そういうことを、何年も繰り返しているうちに、
あのときのアランさんの言葉の意味がわかったのです。
私(ヒーラー、セラピスト、コーチ、カウンセラー)には、他者の人生を変える力などない。
でも、以前は、それができると、本気で信じていました。
けれど、セミナーや個人セッションを通じて、たくさんのクライアントさんと関わるうちに、
ブレイクスルー(変容)が起きて、人生が大きく変わる人、
そうでない人には、共通点があることに気づきました。
大きな変化を体験する人は、
[自分の人生に責任を持つ人]
[自らの意思で、自分を変える、癒すと、決断する人]
[そうしたことを、人任せにしない人]
です。
その一方で、何も変わらない人は、
[自分の人生に責任を持たない人]
[自分を変える、癒すと、決めきれない人]
[他人が自分を助けてくれると、人任せにしている人]
です。
アランが私に教えてくれたように、
他人があなたの代わりに、”癒やされるという決断”をしてあげることはできません。
自分を癒やすと決断して、そうするのは、あなた自身です。
その決断をあなたの代わりにできる人は、あなたの他にいないのです。
けれど、多くの人たちが、ベストセラー作家や、著名なコーチ、セラピスト、
アラン・コーエンさんや、Dr.ジョン・ディマティーニのようなマスターといった
外側の権威が、「私の人生を変えてくれる」と、勘違いしています。
でも、本当は、彼らに、そんな力はありません。
だから、自分の人生を変えてくれそうな人を次々に探し求め、
ジプシーのように彷徨ってしまう・・・。
充実した素晴らしい人生を生きるための、
卓越したスキル・ノウハウが、世の中に存在しているのは、事実です。
けれど、どんなに卓越したノウハウであっても、所詮、それはツール(道具)に過ぎません。
そのツールを活かすも、殺すも、使う人、次第なのです。
ヒーリング(癒し)の責任は、100%クライアント側にある
ーアラン・コーエン
そもそも、自分の人生に責任を持っていないことが問題だ。
ーDr.ジョン・ディマティーニ