「自分の弱点」は意味づけを変えると最強の武器になる

リウマチの骨破壊

こんにちは、飛田貴生です。

私は首がまったく動きません。

「首を回す」「後ろを振り返る」という、普通の動作ができないのです。

首には、「頸椎(けいつい)」という7つの骨があるのですが、 私の場合は、持病の「関節リウマチ」によって、頸椎がすべて破壊されているのです。

しかも、頸椎癒合症という骨同士がくっついてしまう合併症のせいで、 頸椎がすべてつながってしまっています。

本当は、首の骨は7つになっていないといけないのに、私の場合は1つになってしまっているのです・・・

お医者さんからは、症状が悪化して、骨の破壊と変形の症状が進むと、 頸椎の中を通っている神経が圧迫され、手足のマヒが起きてくる恐れがあると言われています。

ですから、「車イスの生活になってしまったらどうしよう」と考えて不安にあることもあります・・・。

意味づけを変える

先日、あるワークショップに参加したときのことです。

その中で、「意味付けゲーム」というワークがありました。

「自分のいちばんの弱点」だと思っていること、 「最大の困難」だと思っていることを、参加者が一人ずつ話し、 その出来事に対して、新しい意味付け(解釈)をつくるというワークでした。

私は、自分の首について話しました。

すると、講師の先生が、私の動かない首に対して、こんな意味付けをつくってくれました。

「あなたは、たくさんの人の前に立って話をする人です。

だから、首や手という、人の目につく、目立つところに、障害を持っているのです。

あなたのメッセージを、たくさんの人たちに届けるためには、人の目を引く必要があるのです。

だから、あなたは、あえて目立つところに、痛みを持っているのです。

その体は、人の前に立ってメッセージを伝える役割を選んだ、あなたへの贈り物です。

どうか、その贈り物をつかって、あなたのメッセージをたくさんの人たちに届けてください。」

弱点は最強の武器になる

この言葉を聞いて、涙が溢れてきました。

自分はこれまでもずっと、メッセージを伝えることをしてきたし、 これからも、それをもっとしていきたいと思っていることを思い出しました。

そして、そのために、この目立つ体は、最高の武器となるのです。

そのことに気が付いたら、動かない首にありがとうを言えるようになりました。

私には、伝えたいことがあります。

「困難や障害に感謝すると、それは、最高の贈り物に変わる」

ということです。

いちばん弱点だと思っていることの意味付けを変えて、 それに「ありがとう」を言えるようになると、 その弱点は、一転して、最高の武器へと変わります。

私は、リウマチで身体障害者になったからこそ、 ヒーラー(癒す人)の仕事で独立できました。

「恋人いない暦=年齢」のコンプレックスを持っていたからこそ、 「運命の人の出会う方法論を学び、それをセミナーやセッションで教えるようになりました。

自己否定が強い、自分のことが嫌いだったからこそ、 どんな罪悪感も解消して、自己受容に導くセッションをできるようになりました。

母親を10年以上恨んでそれを解消できた経験があったからこそ、 親との関係を劇的に解消するセッションをできるようになりました。

あなたの「いちばんの弱点」「最大の困難」はなんでしょう?

例えば、

・小さい頃に親に捨てられた

・結婚したいのに結婚できない

・重い病気になってしまった

・親の介護て疲労困憊している

・たくさんの借金がある

というようなことかもしれません・・・

一見、困難にしか見えないようなことも、 その中には、喜びの種が眠っています。

その困難に対する新しい意味付けはなんでしょうか?

どうか、その「いちばんの弱点」「最大の困難」に向き合ってみてください。

新しい意味付けをみつけ、困難に「ありがとう」を言えたとき、 その弱点は、あなたの最強の武器へと変わるでしょう。

私も、早速リウマチ科に行って、首と手のレントゲン写真をもらってきました。

来年は、この人目を引く体を最大限に活かして、 もっとたくさんの人たちに、メッセージを伝えたいです。

いつもお読みいただきありがとうございます。

飛田 貴生

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