親との関係を癒すと、パートナーシップがうまくいく

親との関係はパンドラの箱

親との関係を癒すと、
パートナーシップがうまくいく

これは、私が繰り返し、
ブログやメルマガで伝えていること。

「親との関係と向き合う」って
聞くと、すごくイヤーな気持ちになる人も
多いと思います。

実際、以前の私も、ココに向き合うことを、
ずっと、避け続けていたんです。

なんか、知らんけど、
親との関係って、誰もが見たくない、
できれば、触れないでおきたい、
”パンドラの箱”だったりします。

けれど、もし、この箱が、素晴らしい贈り物が
たくさんつまった、”ギフトボックス”
だったとしたら、どうでしょうか?

これから、話すことを聞いたら、あなたは
その箱を、思い切って、開けてみたくなる
かもしれません・・・。

恋愛・結婚は、親との関係の再現

結論から、先に言いますね。

親との関係に向き合い癒すことで、
パートナーシップ(恋愛・夫婦関係)が、

うまくいくようになることが、
すごく多いんですよ。

親との関係を癒したことで、
パートナーができたり、結婚した人って、
少なくないんです。

ちなみに、私もそうした人の一人です。

なんで、そんなことが起きるかというと、

━━━━━━━━━━━━━━━━━━
恋愛関係や、夫婦関係って、結局のところ、
幼い頃の、親との関係の再現だから
━━━━━━━━━━━━━━━━━━

です。

これ、ほとんどの人が気づいていなんです。

心に壁を作る女

例えば、ある女性は、幼い頃に、
お父さんが、お酒を飲んで暴力を振るうことが
怖くて仕方ありませんでした。

お父さんは、家族の楽しい時間を、いつも
そうやって、ぶち壊してしまう。

でも、幼い彼女には、それをじっと我慢して
やり過ごすことしかできない。

いつしか、彼女は、お父さん(男性)に、
強い怒りと、恨みを持つようになりました。

彼女は、大人になっても、
男性(お父さん)への怒りを持ち続けました。

好きな人ができて、付き合い始めても、
彼女の深い部分にあるお父さん(男性)への
怒りが邪魔して、親密になることができない。

だから、男性と親密な関係になりそうになると
自分から、ぶち壊してしまうんです。

もちろん、無意識で。

復讐する女

また、ある女性は、幼い頃にお父さんに、
さびしさと、怒りの感情を持っていました。

なぜかって、お父さんは、仕事ばかりして、
ちっとも私のことを見てくれないから。

それに、
毎日、子育てと家事で忙しいお母さんのことも
ちっとも、助けようとしないから。

お父さんに、私のことを、見てもらいたい。

お母さんを困らせるお父さんを
懲らしめてやりたい。

彼女は、あるとき、お父さん(男性)が、

”若くて、きれいで、Hな女の人”

に強い関心を持っている、ことに気づきます。

彼女は、大人になって、
とても美しくて、魅力的な女性になりました。

だって、そういう私なら、男性(お父さん)
は、私のことを見てくれるから。

それに、美とセクシャリティを上手に使えば
お父さん(男性)をコントロールして、
懲らしめることもできてしまう。

だから彼女は、
奥さんや彼女がいる男性ばかりと付き合う、
という恋愛パターンを繰り返していました。

そうすることで、幼い頃に、自分を見てくれず
お母さんを苦しめたお父さん(男性)に
復讐していたのです。

もちろん、無意識で。

尽くす女

また、ある女性は、お父さんから、
愛されなかった悲しみを持っていました。

彼女は、幼い頃に、両親が離婚して、
お母さんの実家で、暮らしました。

お父さんは、
結局、一度も、会いに来てくれなかった。

彼女は、お父さんの顔を知らないんです。

だから、お父さんに愛されなかったことが、
彼女の、とても大きな悲しみだったんです。

大人になった彼女は、
一回り以上、年の離れた、男性ばかりと、
付き合うようになりました。

年上の男性に、
お父さんの愛情を求めていたんです。

けれど、付き合っている男性(お父さん)が、
また自分を捨てて去っていくんじゃないかって
不安で不安で仕方がない。

だから、つい男性の気持ちを確かめるような
駆け引きをしてしまったり、

相手に
尽くして、尽くして、尽くすことで、
見捨てられないように、すがりついてしまう。

けれど、男性の方は、そういう彼女を
重たく感じはじめるんです。

それで、結局は、
彼女の前から去っていってしまうんですよ。

そんな風に、
年上の男性(お父さん)からの愛情に執着して

”重たい女”になってしまう、恋愛パターンを
ずっと、繰り返していたんです。

もちろん、無意識で。

つまり、
幼い頃の親との関係性を、大人になってからの
恋愛、夫婦関係で、再現したり、

幼い頃にもらえなかった”親の愛”を、
大人になってからの、恋愛、夫婦関係で、

あらゆる戦略を使って、得ようとしている
と、いうことです。

実は、無意識に繰り返している、恋愛パターン
というのは、幼い頃の親との関係の、
”再現VTR”なんですよ。

繰り返すパターンを止める方法

じゃあ、どうしたら、”自動再生”してしまう、
映像を、止められるのでしょうか?

それにとても効果的なのが、
父親や母親を対象にディマティーニ・メソッド
を行い、”親との関係を癒すこと”なんです。

ディマティーニメソッドに深く取り組むことで
父親や母親に、持ち続けている、

「もっと、愛されたかった」
「もっと、大切にしてほしかった」

という思いと、それに付随する、
怒り、悲しみ、恨み、嫌悪感を「愛と感謝」に
変容させることができるんです。

するともう、

[男性に父親を投影し、親密にならないように
心に壁をつくる必要はありません]

[サキュバスになって、
男性に、復讐する必要もありません]

[男性から愛情をもらうために、
自己犠牲したり、見捨てられることを
過剰に恐れたりする必要もありません]

つまり、もう、そんな恋愛パターンを
繰り返す必要性がなくなるんです。

親との関係を癒すとパートナーシップがうまくいく

親との関係を癒したことで、
パートナーシップに大きな変化が
あったと口にする人は、少なくありません。

私も、そのうちの一人です。

幼い頃、過干渉で私のプライベートスペースに
ズカズカ踏み込んでくる、母がイヤでイヤで
仕方ありませんでした。

母は境界線を踏み越えて、
私の、心に不法侵入する名人でした。

大人になってもそれが続きました。

あるとき一人暮らしの部屋のあい鍵を勝手に
つくって、私の外出中に、冷蔵庫やカーテン、

カーペットを母好みに、全部、模様替えして
いったことがありました。

ホラーです 汗;

私、そのせいで境界線を踏み越えて、
自分のプライベートスペースに勝手に入って
こられることに恐怖を感じるようになりました。

実はそれが、
私の当時のいちばんのコンプレックスであった
「彼女いない歴=年齢」の原因だったんです。

私は他人が、境界線を踏み越えて、自分の中に
入ってこないように、固くカギをかけて、
心を閉ざしていたんです。

けれど、それだと、母だけでなく、
その他の人(特に、女性)も、入ってこられない。

心に南京錠をかけたまま女性と親密になったり
深くつながるなんて、できるはずありません。

そんな状態で、女性に告白しては、振られる
ということを繰り返していたんです。

もちろん、無意識で。

でも私、あるとき、ディマティーニ・メソッド
に出会って、母を対象にワークしてみたんです。

母が私に「過干渉すること」と、
「境界線を踏み越えて、侵入してくること」
のメリットを、どんどん見つけていきました。

そうしたら、
過干渉も、境界線を踏み越えることも、
”母の無条件の愛”で、あったとわかったんです。

それで、ずっと長い間、恨み続けていた母に、
人生で初めて、「愛と感謝」を感じられるように
なったんです。

そうしたら、
人に心を開けるようになったんですよ。

もう、不法侵入を恐れて、
心に南京錠をかける必要性がなくなったから。

そうしたら、逆に、
他者との境界線がうまく、引けるようになって

人と適切な距離感で付き合えるように
なったんです。

その直後に、一人の女性と出会いました。

それが今の、奥さん。

境界線のテーマがあった私が、
一人の人と10年も一緒に暮らしているなんて
本当に、奇跡です。

私みたいに、
親との関係を癒すことで、パートナーシップが
うまくいくようになることって、
少なくないんですよ。

もちろん、すべての人に有効な方法であるかは
わかりません。

けれど、試してみる価値はあると思うんです。

とは言え、親との関係に向き合うなんて
やっぱり、恐ろしいし、できればこのまま

なかったことにしておきたいと
思うかもしれません。

もちろん、無理にとは言いません。

けれど、
ずっと開けないでおいたその箱の中には、

あなたが心から求めているものが、
隠されているかもしれません。

今日のお話が少しでも
あなたの役に立つと嬉しいです。

飛田貴生

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