「お金を払ってでもやりたいことは何か?」人生の目的・使命の見つけ方

Dr.ディマティーニの27時間セミナー

先日、私の師匠のドクター・ジョン・ディマティーニのセミナー「ブレイクスルー・エクスペリエンス」(BTE)に行ってきました。

今回は、ワークのお手伝いをするファシリテーターとしての参加です。

BTEは、ディマティーニさんの代表的プログラム。

ディマティーニ・メソッドのワークをやり遂げて、「エンライトメント」(悟り)とも呼ばれる、「愛と感謝の境地」を体験することが、いちばんの目的です。

セミナーは2日間の日程なんですが、1日目は朝8時から深夜24時まで、2日目は、朝8時から夜19時までと、2日間で、27時間も、やるんですよ!

こんな鬼のようなセミナーは、よそでは、聞いたことがありません・・・ 笑

ディマティーニさんはBTEを25年以上続けていて、今回は、全世界通算で1,030回目の開催だということ。

日本での開催は、たぶん十数回です。(私の記憶が曖昧です)、今回の参加者は、110名でした。

私がワークのお手伝いをした方の中には、北海道や、宮城、京都といった遠方から来ている方もいましたね。

今回、ワークをお手伝いするために集まったファシリテーターは14名。

専業でディマティーニ・メソッドをやっている人や、カイロプラクティクのドクター、大学教授、エンジニア、企業研修講師、企業のCEOなど、キャリアも様々です。

鬼のような「タダ働き」

ここだけの話なのですが・・・

ファシリテーターは、実は、全員ボランティアなんです。

しかも、ギャラが出ないだけでなく、交通・宿泊費も一切、出ません。

中には、広島から新幹線で来ていて、ホテルに3泊したファシリテーターもいたんですが、これ、ぜんぶ自腹なんですよ 笑

つまり、私たち、みんな「お金を払って、働いている」わけです。

「タダ働き」はよく聞くけど、「働いて赤字になる」なんて、あまり聞いたことありません 笑

しかも、ファシリテーターの仕事は、ものすごいハードワークなんです。

ディマティーニ・メソッドのワークは、1日目の14時からスタートして、深夜24時まで”10時間ぶっ通し”でやるんですが、その間、ずっとファシリテート(参加者のワークのお手伝い)をするんです。

まとまった休憩なんてなくて、晩御飯のお弁当(これが唯一の報酬! 笑)を食べる10分ぐらいしか休めないんですよ。

しかも、1日目の深夜24時までにワークを完了できない参加者もいて、その人たちは、2日目の朝7時半に来て、引き続き、できるまでワークをやるんです。

ワークを完了して、ブレイクスルーするまで、ディマティーニは、許してくれないんです 笑

あの人は鬼なんです!

なので、私たちファシリテーターは、最後の1人がワークを完了するまで、ただひたすら、ファシリテートし続けるんですね。

結局、私も2日目の18時までずっとファシリテートしていました。

2日間で、20時間もファシリテートした計算になります。

しかも、トイレに行くときと、ご飯食べるとき以外、休憩なし。

えーっと私、肢体不自由の身体障害者なんですが、こんなに無茶して、体大丈夫なんでしょうか!? 笑

お金を払ってでもやりたいことは何か?

それで、私、セミナー中に、ふと思ったんですね。

「僕は、いったい何をやってるんだろう?

一銭もお金もらえないのに。

なんで、こんなに全力で働いているんだろう。」

って。

でも・・・

セミナーの終盤になってくると、ワークを完了してブレイクスルーする人が出てくるんです。

何十年も背負っていた感情的な重荷から解放されて、顔が、パッと明るく変わって、目からは、愛と感謝の涙が溢れ出して、ハートが大きく開く人が、どんどん出てくるんですね。

目に前で、参加者の人たちの人生が、次々と変わっていくんです。

何人もの人たちの、「人生が変わる瞬間」に、立ち会えるんですよ。

それは、もうね、言葉では言い表すことができないぐらい、本当に素晴らしい体験なんです。

で、そんな体験を一晩で何度も何度もすると、疲れなんて、一気にふっ飛んでいくんです。

それどころか、逆に、エネルギーがみなぎってくるんですよ。

だから、肢体不自由の障害者なのに、20時間ぶっ通しで働けるんですね 笑

それで、今回、改めて思ったんです。

「人の癒しに貢献し、人生が変わる瞬間に立ち会う」

これこそが、私が、本当にやりたいことなんだって。

そのために、私は、この地上にやってきたんだって。

このことに気がついたら、「なんだ、そんなのいつもやっているじゃないか!」って思いました。

本当にやりたいことは、本人にとって、「あまりにも当たり前なこと」なので、それが、「心からやりたいこと」であることに気づいていないことが多いんです。

でも、今回、「お金を払って働いた」ことで、自分が、まさに、これをやりたいと思っていたことがはっきりわかったんですね。

あなたが、お金を払ってでも、やりたいことって何ですか?

きっと、それが、あなたが心からやりたいこと、人生の使命であり、この地上にやってきた目的なのだと思います。

飛田貴生

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