ドクター・ディマティーニのやりたいことを見つけて願いを叶える方法
夢や、願望を実現するために、一番、大切なことは、
「価値観」(Value)と「目標」(Purpose)を一致させることである
と、人間行動学の世界的権威、Dr.ジョン・ディマティーニは教えています。
目次
価値観とは?
「価値観」とは、
・あなたが本当にやりたいこと
・するのが大好きでたまらないこと
のことです。
人生の目的・使命、ミッション、ライフワークとも呼ばれます。
ひとことで言うと、価値観とは、あなたが本当にやりたいことのことです。
本当にやりたいことをしていると、内側から、エネルギーが溢れてきます。
それを何時間でもできるし、あっと言う前に、時間が過ぎていきます。
例えば、私は、ディマティーニ・メソッドの個人セッションをするのが大好きです。
長いときは、7時間以上かかることがあるのですが、まったく苦になりません。
終わったあと、時間があっと言う間に過ぎた感覚があります。
でも、7時間って、改めて考えると、すごく長いですよね。
例えば、映画『七人の侍』と、『ゴッドファーザー』を2本連続で見ても、時間が余ります。
でも、大好きなことをやっていると、時間があっと言う間に過ぎていきます。
「やりたくないこと」をして生きる人
世の中には、価値観が明確な人と明確でない人の2つのタイプがいます。
「やりたいことが、わかっている人」と、
「やりたいことが、わからない人」がいる、ということです。
価値観が明確でない人は、やりたくないことをやって生きています。
・する必要があること(Need to)
・すべきこと(Ought to)
・しなければならないこと(Have got to)
を義務感を感じながら、イヤイヤやっています。
「する必要がある」「すべき」「しなければならない」
という言葉のことを、「強制言語」といいます。
やりたくない義務を、自分に命令して、やらせようとする、言葉です。
私たちが、「強制言語」を使っているときというのは、他人の価値観を生きている証拠です。
別の言い方をすると、人の期待に応えて生きているということです。
例えば、本心では、結婚したくないのに、親が自分に結婚を望んでいるから、
「私は、結婚しなければならない」と、婚活している女性がいます。
こんな風に、強制言語を使っているときというのは、人の期待に応えようとしているときなんです。
これでは、自己実現ではなく、他者実現です。
他人の人生を生きて、他人の願望を叶える、生き方です。
大脳が退化する
そんな風に、やりたくないことをやってるいると、「大脳」が退化することがわかっています。
脳には、「扁桃体」いう部分があります。
「扁桃体」は、恐れや不安といった感情を司る、
原始的な脳で、「爬虫類の脳」とか、「動物の脳」とも呼ばれています。
・する必要があること(Need to)
・すべきこと(Ought to)
・しなければならないこと(Have got to)
をやって生きていると「扁桃体」が活性化してしまいます。
すると、動物のように、外部からの刺激に「反応」(reaction)して、
感情に振り回されて、生きるようになります。
さらに、やりたくないことをやっていると、
自分本来の才能を、活かすことができません。
やりたくないことを、義務感からやっていたら、
それで、成功したり、うまくいくのは、ほぼ、不可能です。
だから、自分のことを、無能だと感じて、自分に自信を持つこともできません。
「被害者意識」と「ネガティブ感情」
さらに、やりたくないことをやって生きている人は、「被害者意識」になりやすい。
Dr.ディマティーニは、やりたくないことをやっているときに、
「ネガティブ感情のABCD」を、感じやすくなると言っています。
やりたくないことをして、被害者意識になると、
・怒り(Anger)
・非難(Blame)
・批判(Criticism)
・憂うつ(Depression)
といった、英語の頭文字が、ABCDではじまるネガティブな感情を、
日々、感じながら、過ごすようになります。
これが、やりたくないことをやって、生きている人の傾向なんです。
こういう人は、朝起きた瞬間に、
「今日中に、頼まれていたあの仕事を、終わらせなきゃ」
というような、考えが頭に浮かんだりします。
「しなきゃ」というのが、まさに「強制言語」です。
また、
「なんで、私ばっかり、こんなに仕事が多いんだろう」と、
被害者意識になったりもします。
「あれもできない、これもできない、私ってダメだな」
と、自己否定をすることが多くなります。
こんな風に、憂うつな感情が、渦巻いった状態で、朝、ベッド出て行くのです。
これが、やりたくないことをやって生きている人の、よくありがちな日常です。
私自身が、かつて、そうだったので、とてもよくわかります。
死ぬ瞬間の後悔
『死ぬ瞬間の5つの後悔』(ブロニー・ウェア著)
という本があります。
介護士として、たくさんの人と、人生の最後の時間を過ごした著者が、
人が死ぬ瞬間に、何を後悔するのかをまとめた本です。
この本によると、
「もっと、自分に正直な人生を生きればよかった」と、
本当にやりたいことをやらずに、しなければならないことをして、
他人の期待に応えて、貴重な人生の時間を過ごしてしまったことを、
後悔する人が、特に多いそうなのです。
「やりたいこと」をして生きる人
一方、価値観が明確にわかっている人というのもいます。
そういう人は、本当にやりたいことをやって生きています。
・それが、大好きだからやる(Love to)
・自ら、それをすることを選ぶ(Choose to)
・それをしたいから、する(Want to)
やりたいことをやって生きている人は、
「する必要がある」「すべき」「しなければならない」
という、「強制言語」は使いません。
そういう人たちは、自分の価値観で生きています。
他人の期待には応えず、自分の期待に応えて生きているのです。
そういう人の人生は、夢や願望を叶える、自己実現する生き方です。
大脳が進化する
そんな風に、やりたいことをやっている人の「大脳」は、進化することがわかっています。
人間の脳は大きく、「大脳」「小脳」「脳幹」の3つに分かれますが、
「大脳」の前の方に、「前頭葉」という部分があります。
「前頭葉」は、「考える」「記憶する」「感情をコントロールする」といった、
他の動物にはできない難しい脳の使い方をする部分です。
人間が動物と違うのは、「前頭葉」が発達しているからなんです。
「前頭葉」は、人間が人間らしく生きるための、脳の「最高執行部」です。
やりたいことをやっていると、その「前頭葉」に、優先的に栄養が送られるようになります。
脳の栄養は、ブドウ糖や、血糖、酸素ですが、
それらが「前頭葉」に送られることで活性化し、「大脳」のパフォーマンスが、最高潮になるのです。
だから、やりたいことをやっていると、
自分本来の才能や、天才性を、もっとも発揮できるのです。
誰もが、大好きなこと、やりたいことをやっているときには、
大脳が最高のパフォーマンスを発揮して、天才になれるということです。
そういうときは、自分の価値と素晴らしさを、自分で認めることができます。
つまり、大好きなこと、やりたいことをやっているときには、
自分にいちばん自信を持てる、ということなんです。
そんな風に、大好きなことをやって、自分に自信を持っていたら、
人生に対しての満足度も高くなります。
自分の内側に「神」が宿る
Dr.ディマティーニは、大好きなことをやっているときには、
・愛(Love)
・感謝(Gratitude)
・熱意(Enthusiasm)
・インスピレーション(Inspiration)
という、4つのフィーリングを感じやすくなると言っています。
これは先程の「ネガティブ感情のABCD」の反対のフィーリングです。
「愛」と「感謝」は、わかりやすいと思います。
やりたいこと、大好きなことをやっていたら、
それを愛することができるし、自分の人生に感謝することができます。
「熱意」は、英語で「enthusiasm」(エンスージアズム)ですが、
この言葉は、ギリシャ語の「entheos」(エンテオス)から来ていて、
「内側(en)に、神様(theos)が宿る」という意味があるんです。
だから、やりたいこと、大好きなことをやっていると、
あたかも、自分の内側に神様が宿るかのように、
「熱意」に突き動かされて、行動することができるんです。
そして、必要なときに、インスピレーション(ひらめき)もやってきて、
自分の夢や、願望を実現していくことができるのです。
そんな風に、自分のやりたいことをやって生きている人は、
朝、目が覚めてベッドから出るときに、今日することが楽しみで、
それをするのが、待ち遠しいと感じながら、
充実した気持ちで、ベッドから出て行くことになります。
やりたいことを見つけるワーク
じゃあ、どうやったら、あなたが本当にやりたいことを見つけることができるのか。
そのために、価値観のワークがとても有効です。
この方法は、人間行動学の世界的権威と呼ばれている、
Dr.ジョン・ディマティーニが、開発したメソッドです。
この方法は、
・なりたい自分をイメージするようなものではありません。
・高度な心理学のテクニックでもありません。
・願望実現のための、スピリチュアルな教えでもありません。
私は、この方法を使って、自分の価値観、大好きなことを明確にすることができました。
大好きなことをして生きたらどうなのか?
じゃあ、自分の価値観を明確にして、大好きなことをやって生きたら、どうなるんでしょうか?
価値観を明確にして、大好きなことをやることのメリットは、たくさんありますが、
その中でも、一番は、自分の天才性が目覚めることだと思います。
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、
誰もが、大好きなことやってたら、天才的に、上手にできるものです。
大切な話なので、脳の話をもう一度、しますが、
大好きなことをやっていると、「大脳」が最高に活性化します。
すると、「大脳」の前の方にある「前頭葉」という、人間の一番、高度なことをする脳の部分に、
ブドウ糖、血糖、酸素といった栄養が、集中的に送られるようになります。
「大脳」は、80%以上が、「グリア細胞」という、細胞で占められています。
人間の脳は、「神経細胞」(ニューロン)という網の目のような細胞の隙間を、
「グリア細胞」が、埋めるような構造になっています。
大好きなことやっていると、大脳の80%以上を占めている、「クリア細胞」が活性化するんです。
網の目の「神経細胞」(ニューロン)の隙間を、グリア細胞が埋めている
夢を叶える「ノウ」
すると、「ゴール・ゲッター」としての脳の機能が目覚めます。
脳は、最高のゴール・ゲッターと、言われているんです。
「ゴール」とは、あなたの夢や願望のことです。
つまり、脳というのは、夢や、願望を叶えるための、器官であるということです。
大好きなことをやって、「グリア細胞」が活性化すると、
脳は「注意過剰状態」と呼ばれる、状態になります。
これは、脳が過剰なぐらいに、注意、深くなって、集中力を発揮する状態のことです。
例えば、あなたの価値観、つまり、大好きなこと・やりたいことが、
「身も心も美しくなって、女性的な魅力を高めること」
であるとしましょう。
脳は、あなたの夢・願望を実現するための情報を1日24時間、
1年365日、休まずに収集するようになります。
例えば、道を歩いてるときに、
あなたの好みのファッションブランドのお店がパッと視界に飛び込んでくるとか、
繁華街を歩いているときに、通行人の中から、あなたが理想とするような女性がパッと視界に飛び込んできて、
その女性のファッションのスタイルとか、センスを、一瞬で学習して、
自分のファッションに取り入れてしまう、というようなことをします。
あとは、何気なくテレビを見てるときも、ファッションの情報だけが、耳に入ってきたり、
そんな風に、あなたの願望を実現するための情報を、脳が絶対に逃さないようになるのです。
そうやって、あなたの夢や願望を実現することを、脳が味方してくれるようになります。
つまり、大好きなことをしているときに、あなたの脳は最高に働き、
夢や願望が叶いやすくなるということなんです。
ここまで見てきた、
価値観を明確にするメリットをまとめると・・・
これが、大好きなことをやって生きるこの、報酬なのです。
やりたいこと見つけると人生が変わる
実は、ここまでお話してきたことは、私自身が、実際に体験したことなんです。
もう、15年以上、前になりますが、私は自分のやりたいことなんて、まったくわかっていませんでした。
当時は、ネットで古本を販売する仕事をしていたんです。
学習参考書や、ピアノ、ギターの楽譜を、Amazonや、ヤフオクで販売していました。
ちなみに私は、大学に行っていませんし、ピアノもギターも弾けません。
じゃあなぜ、そんなものを売っていたのかというと、
当時は、そうした、絶版で手に入らない中古本が、高額で売れたからんなです。
だから、中古本の販売は、まったくやりたいことじゃなかったんです。
「それをするしかなかった」「それをする必要があった」(強制言語)から、
お金のために、やっていたに過ぎません。
だから、その仕事をする意義も感じませんし、別に、楽しいとも思いませんでした。
だから、ネットで古本を売っている自分を、あまり誇りに思えなかったんです。
自分は、人よりもすごく劣った存在であるように感じていました。
やりたくないことを毎日やっていたから、心もすさんでいました。
部屋の中がゴミ屋敷みたいになって、
床にお酒の瓶やラーメンのカップなんかが、ゴロゴロ転がっていました・・・。
自分に自信を持てないから、ずっと彼女ができなくて、それもコンプレックスだったんです。
ところが、その後、私は、Dr.ディマティーニと、出会いました。
価値観のワークや、ディマティーニ・メソッドをやっているうちに、
自分のやりたいこと、価値観がはっきり、わかるようになったのです。
私のやりたいことは、「ディマティーニ・メソッドを学んで人に教えること」でした。
それを、熱意に、突き動かされながら、インスピレーションを感じて、ずっとやってたんです。
そうしたら、あるとき、私のことを、
「飛田さん、ディマティーニ・メソッドの天才だ」と、言う人が現れたんです。
それも1人や、2人じゃありません。
私は、それまで、なんの取り柄もない、人より劣った無価値な人間だって、ずっと思っていたんです。
ところが、大好きなことを、やり始めたら、他の誰よりも、上手にできるようになった。
そして、人から、天才だと、言われるようになったんです。
私は、別に、「自分は、天才なんだ」と、あなたに自慢したいわけじゃありません。
まったくなんの取り柄もない、人より劣っていると感じていた私でさえ、
やりたいことを見つけて、それをやり始めたら、天才になれたのだから、
誰にだってできる、ということを伝えたいだけなんです。
あと、大好きなことをやっていたら、自分に自信が持てるようになりました。
Dr.ディマティーニは、
人は、大好きなことをやっているときに、もっと、セルフイメージ(自己重要感)が高くなる
と言っていますが、これは、本当でした。
大好きなことをやって、自信を持っている人というのは、すごく魅力的に見えるものです。
たまたま、その状態の私を、うちの奥さんが見て、私のことを、すごく素敵だと、思ったらしいんですね。
それで、結婚することができました。
こんな風に、価値観を明確にして、大好きなことをやって生き始めたら、私の人生は、180度、変わったんです。
だからあなたにもぜひ、価値観のワークと、
ディマティーニ・メソッドを試してもらいたい思います。
価値観のワークのやり方は、下記で、紹介していますので、よかったら参考にしてください。
ディマティーニ・メソッド ファシリテーター
飛田 貴生