結婚とスピリチュアルの目的は、同じだと知っていますか?
結婚したら幸せになれる?
「恋愛・結婚の目的は、幸せになること」
多くの人たちが、そう信じています。
でも実はこれ、真実ではないんです。
その証拠に、日本では3組に1組が離婚しているというデータがあります。
私の個人セッションやセミナーにも、恋愛、夫婦関係の悩みで、相談に来る人というのは、少なくありません。
つまり、”結婚したからといって、幸せになるわけではない”ということです。
じゃあ、パートナーシップの目的って、いったい何なんでしょうか?
恋愛・結婚の目的
人間行動学の世界的権威の、ドクター・ジョン・ディマティーニは、
パートナーシップの目的は、自分が完全な存在であることに気づくことと、ありのままの自分を愛することを、お互いに助け合うことである。
と、言っています。
つまり、自分という存在は、良い面も、悪い面も、すべてを兼ね備えた、何一つかけていない、完全な存在であって、
そのすべての面を持った自分をありのままに愛せるようになることを、お互いに助け合うのが、”運命のソウルメイト”だと、ドクター・ディマティーニは、言ってるんです。
ありのままの自分
けれど、以前の私は、「美人で優しい彼女に出会えたら、幸せになれる」と、信じて疑いませんでした。
でも、結婚して、数年が経った頃に、それが”幻想”であったことが、ハッキリわかったんです。
私たち夫婦は、ことあるごとに、ケンカをしては、お互いをひどく、罵り合います。
ケンカがエスカレートして、バイオレンスになることも、しばしば。
うちの奥さんの、得意技は、”馬場チョップ”と、”三沢のエルボー”です。
私の方は、奥さんを殴るわけにはいかないから、反撃として、モノをぶち壊すことにしています。
この前、扇風機を、ベッドに叩きつけて、扇風機の首をへし折ってやりました。
「バキッ!」と、すごい音がして、スッキリ爽快だったのを、覚えています 笑
そんなことを、繰り返しているうちに、夫婦喧嘩することの、本当の意味がわかってきたんです。
私たち夫婦は、”ケンカという方法”で、自分自身と、向き合っていたんです。
相手に怒りや、不満を感じたときは、そうしたネガティブな感情を抑え込んだり、誤魔化したりせずに、正直に、言いたいことを、言います。
すると、必然的に、ケンカになるんです。
普段、口に出さないような”本音”が、お互いの口から、次から次に、どんどん出てきます。
それを言ったら、相手が傷つくとわかっていることも、容赦なく、言い放ちます。
それをするから、バイオレンスに発展するんですが・・・
でも、お互いに、言いたいことを言って、感情を吐き出し終わると、すっごくスッキリします。
そんで、
「さっきは、酷いこと言って、エルボーしてごめんね」
「僕もゴミ箱を粉々に叩き壊してごめんね」
と、仲直りするんです。
結婚してから、
正直に、本音を言い、感情を押さえ込まずに表現する(=夫婦喧嘩)
ということを、数えきれないぐらいやってきました。
そうしたら、私たちの中に、”ある感覚”が育ってきたんです。
それは、自分が言いたいことを我慢せずに言っても、ネガティブな感情を表に出しても、自分の嫌なところ、醜いところを、見せても、それでも、自分は、受け入れられ、愛されているという感覚。
「私は、ありのままの姿で生きて、大丈夫なんだ」と、いう安心感です。
要するに、私たは、夫婦喧嘩(=自己表現)を、繰り返すうちに、自分の好きなとところも、嫌いなところも受け入れて、ありのままの自分を愛せるようになっていたんです。
ソウルメイトはワークの相手
私は、スピリチュアルな学びが大好きです。
人間行動学の世界的権威、ドクター・ジョン・ディマティーニや、世界的なスピリチュアル・マスターの、アラン・コーエンさんのセミナーで、自分を愛するための、ワークにたくさん取り組んできました。
ありのままの自分を受け入れ、愛することで、ほんとうの自分である、魂と、もっと深くつながりたいと、願っているんです。
以前に、アラン・コーエンさんに、奥さんを紹介して、結婚の報告をしました。
するとアランは、
「タカオサン、これからは、毎日がワークですね!」
と、私に、言ったんです。
あのときは、アランの言葉の意味がイマイチわからなかったけれど、今なら、よくわかります。
パートナーシップ(恋愛、結婚)というのは、どんな自分も、あるがままに受け入れ、愛せるようになるための、ワークなんです。
つまり、運命のソウルメイトというのは、お互いの魂の成長のために、一緒にワークする、パートナーであるということ。
だから、スピリチュアルな学びするのも、恋愛・結婚も、目指す、ゴールは、同じなのです。
飛田 貴生