嫉妬、劣等感が一瞬で消えた ディマティーニメソッドの事例

嫉妬と劣等感

実は私、同業者のセミナー講師のAさんに、すごく嫉妬していました。

ここ1年ぐらいの間に、私のセミナーや個人セッションに来てくれた何人もの人が、

「あの人は、すごい、素晴らしい」「あの人みたいになりたい」

と、口を揃えて、Aさんを絶賛するんです。

私、それまで、その人を知らなかったので、

試しにメルマガに登録してみたんです。

そうしたら、Aさんは、

毎日のようにメルマガを書いて、

読者は何万人もいて、

セミナーはいつも満席で、

オンラインの教材はバカ売れしていて、

大成功している人みたい。

それで、メルマガを読んでいるうちに、

だんだん、Aさんのことが、うらやましくなってきました。

だって、どちらかというと、

私は、Aさんとは、真逆のタイプだから。

メルマガはそんなに頻繁に送らないし、

読者は二千数百人だし、

セミナーは、いつも少人数制、

オンライン教材なんて、売ってません!
(いま作っているけど 笑)

だから、ついついAさんと自分を比べてしまう。

そして、人がAさんを賞賛するたびに、

自分がぜんぜんダメで、間違っているように感じ、

自分には、価値がないように感じてしまうのです。

それで、メルマガが来るたびに

すごーく嫌な気持ちになりました。

これは、もう完全に嫉妬・ジェラシーですよ・・・。

このまま放置しておくと、”自己否定のスパイラル”にハマりそう。

なので、この数日、家に引きこもって、

”新兵器”の「バリュー・リベレーションのワーク」

(旧:ヒーローワーク)を一人でずっとやっていました。

このワークをすると、

人と自分を比べて「劣等感」を感じるパターンを短時間で解消し、

自分に自信を持てるようになるんです。

うらやましい相手の特性は何か?

まず、Aさんに対して、

うらやましいと感じている特性、行動、しない行動(trait,action,inaction)

をリストアップ。

「数万人のメルマガ読者」

「多額の報酬を得ている」

「クライアントから絶賛されいる」

「影響力が大きい」

「大量にアウトプットしている」

など、ぜんぶで12の特性を書き出しました。

中でも、私が一番うらやましいと感じていたのは、「数万人のメルマガ読者」。

私たちは、小さい頃から、

”数が多いことが成功である”

と教えられて育ちました。

だから、

「満席」とか、「行列ができている」とか、

「何十万部のベストセラー」とか聞くと、

無条件に「すごい!!」と思ってしまう。(でも、何で?!)

”数が多いことが正義”だって、

私も無意識に信じていたことに気づきました。

だから、Aさんと比べて、”数で劣っている”自分を否定していたのです。

特性を自分のものにする

なので、次は、

「数万人のメルマガ読者」(圧倒的な数)という特性を、

”現在、自分がどのようなカタチで持っているのか?”を、見ていきました。

ちなみに、人間行動学の世界的権威と呼ばれている、

ドクター・ジョン・ディマティーニの研究によると、

人間の特性、行動、しない行動には、ぜんぶで4,628もの種類があり、

すべての人が、これらの特性をすべて持っていると言います。

特性、行動、しない行動は、生涯を通して、新たに獲得することも、失うこともなく、

誕生の瞬間から、死ぬ瞬間まで、時間の経過の中で、

「一つのカタチ」または、「多数のカタチ」として

常にカタチを変えながら、自分の「内側」(自分自身の特性)と、「外側」(周りの人が自分に示す特性)

の両方に、保持・保存され続けるのです。(エネルギー保存の法則)

”魂の次元(レベル)では、欠けているものは何もない”

けれど、肉体の(物理的な)次元では、何かが欠けていたり、足りていないように感じる。

でも本当は、それらの特性は、認識していない(気づいていない)カタチで存在しているのです。

なので、今、自分が「数万人のメルマガ読者」(圧倒的な数)という特性を、

どんなカタチでもっているのか、探し続けました。

けれど最初は、なかなか見つからない・・・。

それでも、ねばり強く探し続けていたら、

以前にあるメンターが教えてくれた言葉を思い出したんです。

それは、

「1人の人生が変わると、2万人の人生が変わる」

というもの。

これはいわゆる、「集合的無意識」のことを言っているのだと思います。

カンタンに説明すると、

”私たちひとり一人は、無意識の深いレベルで、みんな一つに繋がっている”

という考え方。

これは、心理学者のカール・ユングが提唱した概念です。

ちなみに、英語で「個人」を意味する”Individual”という言葉は、

「分離した、別々の、個別の」という意味がある”dividual”に、

否定の意味がある”in”(notと同じ意味で使われる)を付け足したもの。

つまり、「個人」(In-dividual)は、

「分離していない、別々でない、個別でない」という意味なんです。

つまり、これって、いわゆる「ワンネス」のことです。

いやー、昔の人は本当にすごい。

ちゃんと、そのことを知っていたんですね!

だから、前出のメンターの言葉が示すように、

”ひとり一人は、分かれていないので、1人が変われば全体が変わる”

ということなんです。

で、私、気づいたんです。

”たった1人の人生が変わることに意味があるんだ”

”たった1人の人生を変えることが、全体を変えることなんだ”

って。

で、そのことに気づいたら、

「なんだそんなの、私、いつもやってるじゃん」

って、思ったんですよ。

私のヒーリングのスタイルは、

目の前の、たった1人のクライアントに、全身全霊で向き合う、”超個人主義”。

セミナーは、いつも2〜5人の少人数制だし、(たまに1人のときも・・・)

個人セッションは、場合によっては、1人のクライアントに8時間以上、費やすこともあります。

で、今までは、そのスタイルがチマチマしていて、地味で、イケてないと思ってました。

よりたくさんの人の、”人生を変えること”の手伝いをするには、

何冊も本を出して、有名になって、どでかいイベントをやって、

何百人、何千人と、何万人という、たくさんの人の前に立つ必要がある

って、ずっと、思っていたんです。

その方が、見た目が派手だし、いかにも成功しているって、感じじゃないですか。

だから、”その方向とは、真逆に行っている”自分がダメだ、イケてないと思っていた。

だから、それができているように見える、Aさんがすごく、うらやましかったんです。

けれど、本当は、”まったく逆”だったんですよ。

「何万人、何十万人、何百万人、何千万人、何億人と、

たくさんの人たち(全体)の人生を変えることを手伝いたいなら、

”たった1人”の人生を変える手伝いをすればいい。

その個人の意識が変容すれば、全体が変容する。

なぜなら、

私たちは、深いレベルでは、みんな一つにつながっている(Individual=分離していない=)存在だから。」

これは、普段、私が、やっているやり方、そのものじゃないですか!

ディマティーニ・メソッドのセミナー、個人セッションは、とにかく深い。

人生で最も怒りや嫌悪感を持っている人をピックアップして、

その人のポジティブな特性とネガティブな特性を書き出し、

メリットとデメリットをどんどん見つけていく。

そうすると、ある瞬間に、意識が、スポンッと”無条件の愛の状態”に、

入って、”エンライトメント”(悟りの境地)に到達する。

ハートが全開になって、目から「愛と感謝の涙」が溢れ出す。

マインド(思考)が完全に沈黙して、”今ここ”に存在(presence)できるようになる。

これが、ブレイクスルーと呼ばれている意識の変容。

この体験をすることで、人生が大きく変わったという人をたくさん見てきました。

ちゃんとカウントしていませんが、

私がメソッドを直接、提供してきたのは、たぶん500人ぐらい。

もちろん、すべての人がブレイクスルーしたわけではないですが、

最低でも5割はいけていると思います。

そうすると、”250人の個人”の意識の変容のお手伝いができていることになる。

前出のメンターの理論を当てはめると・・・

250人×2万人=500万人

やばい、Aさんの「数万人のメルマガ読者」を、らくらく超えてしまった 笑

正直、この数字が正確なのかは、ちょっとわかりません。

けれど、この気づきによって、

私も、Aさんとまったく、同等に、圧倒的な数の人たちの人生に貢献できていると、

確信を持てるようになったんです。

相手のデメリットと自分のメリット

あと、ワークして気づいたのは、

最初から、大人数にアプローチしようとすると、逆に効率が悪くなるということ。

こんなこと言うと、身も蓋もないんですが・・・

メルマガを読んだり、本を読んだり、大人数の講演会やセミナーに行っても、

正直、人生変わらないですよね。

ほとんどが、

「いい話聞けてよかったね。楽しかったね。」

でおしまい。

人生が変わるということは、その人の内側で、大きな意識の変容が、起きるということ。

内側の認識が変わることなしに、外側の現実が変わることは決してありえない

と、ディマティーニさんが言っているのは、このことなんです。

そういう、大きな意識の変化は、いい話を聞いたぐらいでは起こらない・・・。

大人数にアプローチしようとすると、どうしても、そんな風に、”広く浅く”になってしまう。

だって、何百人も来る講演会やセミナーで、

ひとり一人を手厚くサポートすることなんて不可能だからです。

そうすると、結局、数は多くても、誰の意識も変容しないで終わってしまう。

これが、”大人数を相手にするデメリット”だとわかったんです。

一方・・・

たった1人を相手にする個人セッションや、少人数のセミナーなら、

ひとり一人と、全身全霊で向き合って、”狭く深く”サポートすることができる。

そうすれば、その個人の意識を、深いレベルで変容させることも、可能になる。

そして、1人の人の意識が大きく変わったら、全体の意識も大きく変わることになる。

ああ、なんだ、私のやり方は、何一つ間違っていなかったんだ。

嫉妬するなんてもう不可能

そのことに、気づいたら、Aさんがまったくうらやましくなくなりました。

もう、彼に、嫉妬するなんて、不可能になったんです。

そして、私の中に、”揺るがない確信”ができました。

私は、これまでも、これからも、

目の前のたった1人の人の意識を大きく変容させるお手伝いをしていきます。

もう、”大きな数”なんて、ぜんぶ、捨ててしまおう!

数万人のメルマガ読者も、満席のセミナーも、

たくさんの人からの賞賛も、そんなものは、まったく、必要がない。

私の魂が求めることは、”たった1人の人生”に、大きな変容を起こすこと。

私は、そういう方法で、これからも、”全体の人生”に奉仕してきます。

もしかしたら、Aさんは、そのことを私に教えるために、

現れてくれた存在なのかもしれません。

社会的洗脳からの解放

今日の記事は、自分の気づきをまとめるために、自分のために、書きました。

バリュー・リベレーションのワークに深く取り組むと、

こんな風に、自分にとって”本当に価値あるもの”(バリュー)が何であるのかが、

明確にわかるようになります。

同時に、無意識に刷り込まれている、世間の価値基準(社会的洗脳)から、

自分自身を解放(リベレーション)することもできるんです。

私は今回ワークしたことで、

”数が多いことは正義”という世間の価値基準から自由になり、

自分の価値基準を取り戻すことができました。

また、他人と自分を比べて自己否定してしまうパターン(嫉妬、うらやましい)

も、短時間で劇的に解消できます。

そうすると自己肯定感・自信も一気にアップするんです。

これは、従来のディマティーニ・メソッドではできないこと。

バリュー・リベレーションは、とても革新的なワークです。

バリュー・リベレーションのワークは、個人セッションでも提供しています。

詳細は、コチラです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

飛田貴生

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