魔法中毒 動物は苦痛のない快楽を求める

 

見知らぬおばあさんからの電話

以前、見知らぬ高齢の女性から、うちに電話がありました。

そのおばあさんは、ある健康食品の会社の社長さんから、

「飛田さんの持病のリウマチと乾癬(皮膚病)が、

CBDヘンプエキスで、すごく良くなったらしい」

という話を、聞いたんですって。

それで、私の使っているCBDがどこで買えるのか、

いくらなのか、知りたくて、電話してきたみたい。

なので私、おばあさんに、詳しく教えてあげたんです。

CBDの価格は、定価が1万7千円、会員価格が1万3千円。

購入も、会員登録も、インターネットで出来る。

支払いは、クレジットカードのみ。

って。

すると、価格が高いのがすごく、ご不満なご様子。

あと、インターネットも使えないし、

クレジットカードも、持っていないって、言うんですね。

なので、

「娘さんか息子さんに代わりに、買ってもらうのは、どうでしょう?」

と、言いました。

すると、

「息子は、一緒に住んでいないし、そんなこと頼めないわよ」

と、言う…。

そんなの知らんがなって、思ったんですけど、

仕方ないから、

「定価でよければ、うちの在庫を、送りしますよ。

支払いは、銀行振り込みでいいですよ。」

って、提案してみたんです。

そうしたら、

「定価は高いから、会員価格じゃダメかしら?」

って、無茶を言う。

「申し訳ないけれど、それはできない決まりなんです」

と、お断りしたら、おばあさん、不機嫌になりはじめたんです。

「じゃあ、パンフレットだけでも送ってもらえるかしら?」

と頼まれたけれど、資料は、A4ペラ一枚の、

電子データ(PDFファイル)しかありません。

ネットがないと見られないし、

わざわざ印刷して送るほどの、情報でもない。

そう言ったら、おばあさん、完全に怒ってしまって、

「じゃあ、もういいです」と、電話を切ってしまった… 汗;

「幻想」と「現実」

きっと、おばあさんは、

CBDに、すごく期待していたんだと、思うんですね。

飲むだけで、長年のリウマチがの苦痛が、

一瞬で、消えて無くなる、魔法の薬。

しかも、値段は、お手軽で、

インターネットを覚えるとか、クレジットカードを作るとか、

息子にお願いをするとか、面倒な手間も、一切なし。

おばあさんは、そんな”魔法”を期待していたのでしょう。

でも、実際は、そんなもん、存在しない。

「飛田さんの持病のリウマチと乾癬(皮膚病)が、

CBDヘンプエキスで、すごく良くなったらしい」

と言っても、ここには、たくさんの、

時間や、労力、お金がかかっているんです。

CBDだけで、何十万使ったかわからないし、

その他にも、健康になるために、

代替医療の治療院に、二年もの間、毎月、往復3時間かけて、通院していたんです。

あと、検査だけで、5万円もかかる自費診療のクリニックにも、

1年半、通いました。

毎月のサプリ代も、5万円オーバーです –;

そういう、プロセスがあった上での、

「飛田さんの持病のリウマチと乾癬(皮膚病)が、

CBDヘンプエキスで、すごく良くなったらしい」

なんです。

動物は「苦痛のない快楽」を求める

でも、どうして、おばあさんは、

そういうところをスルーして、

”魔法”を期待してしまったのでしょうか?

それは、人間には、そもそも、

”苦痛のない快楽を求める”

という動物的な本能とも言える、欲求があるからなんです。

これは、私たちの祖先の大昔の人類が、

「自分たちを食べる猛獣」(捕食者=苦痛)を避けて、

「自分たちが食べるエサ」(獲物=快楽)だけ求めていた

ところから、来ています。

つまり、私たちは、

「食べられたくない」(苦痛は避けたい)

「食べるだけにしたい」(快楽だけ欲しい)

という、”動物的(原始的)な本能”を持っているいるということ。

だから、うちに電話をしてきた、おばあさんのように、

「リウマチが一瞬で良くなる魔法の薬(=快楽)を、

高額な料金や面倒な手間(=苦痛)なしに手に入れたい」

という、非現実的な期待(幻想=魔法)を持ってしまうのです。

こういうのを、巷では”魔法中毒”って言うんですけど、

私の先生のディマティーニさんは、これを、

「大衆のアヘン」と呼んでいます。

<頭文字が「H」の4大幻想、大衆のアヘン>

1.Health(肉体的健康)→「病気が一切ない健康だけ」という幻想

2.Happiness(心理的な幸福)→「悲しみが一切ない幸せだけ」という幻想

3.Harmony(社会的な調和)→「不調和が一切ない調和だけ」という幻想

4.Heaven(神学的な天国)→「地獄が一切ない天国だけ」という幻想

こんな風に、人間(の原始的な脳、動物的な側面)は、すぐに、

「苦痛のない快楽」「不幸のない幸福」(という魔法)

の、中毒になってしまう。

なぜ、人に怒りを感じるのか?

でも、

”そんな魔法(=幻想)は、存在しない”ので、

期待しても、必ず、裏切られることになるんです。

すると、おばあさんみたいに、

「思っていたのと違う、裏切られた!」

と、怒りが湧き上がってくる。

こうやって、

”非現実的な期待(=幻想)を持つと、必ず裏切られることになって、

”ネガティブな感情のフィードバック”

が、やってくるようになっている。

これは、英語の頭文字をとって、

「ABCDネガティビティ」と、呼ばれています。

<ABCDネガティビティ>

怒り・・・A-nger
非難・・・B-lame
批判・・・C-riticism
憂鬱・・・D-epression

こうした、感情のフィードバックがやってくるのは、

「魔法中毒になっているよ」

「非現実的な期待を持っているよ」

「動物的に反応しているよ」

と、私たちに教えるためなんです。

望む結果を得たいなら、苦痛は避けられない

じゃあ、

「病気を治したい」

「自分に自信を持ているようになりたい」

「理想のパートナーと出会いたい」

っていう、願いを叶えるためには、

いったい、どうしたら、いいのでしょう?

それは、

”苦痛を避けようとするのを、やめること”

です。

ダイエットのライザップも、

”結果にコミットする”

って言っているけど、望む結果を得たいなら、

キツいことも、苦しいことも、しんどいことも、

すべて、引き受ける覚悟(コミットメント)が必要なんです。

病気を治したいなら、

多額の治療費や、根気よく治療に通う

という痛みは、避けられないでしょう。

自分に自信を持ちたなら、

無価値感や劣等感を直視することや、

自分の内面と真剣に向き合う

という痛みは避けられないでしょう。

理想のパートナーに出会いたいなら、

出会いの機会をつくる努力や、

相手から受け入れてもらえないかもしれない

痛みは避けられないでしょう。

欲しいものを、ラクにカンタンに手に入れるための、

魔法(=苦痛のない快楽)は、存在しないのだから。

今日の記事は、最近、メタボ気味で、

「飲むだけで痩せる魔法の薬ってないかな〜」

が口ぐせの私が、

「そんな魔法ねえよ!」と

一人ツッコミを入れるために、書きました 笑

ダイエットしたいなら、

食事制限や、筋肉を動かす

という、痛みは避けられない。

キツくて、ツラいのイヤだけど、

もうすぐ、薄着の季節だし、

食事制限と、運動、頑張ります!

「苦痛のない喜びも、喜びのない苦痛もありません。」
ーDr.ジョン・ディマティーニ

Follow me!