ドクター・ディマティーニ流 願望実現の方程式
年末年始のお休みに「神奈川県民割」を使って
温泉旅行に行きたい。
私と、奥さんは、
去年の12月に旅行の計画を立てました。
私の住む神奈川県は、県内の旅行だと
旅行代金が、1人3000〜6000円割引になる
キャンペーンをやっています。
で、割引が最大になる、
「湯河原」に、温泉旅行に行くことにしたんです。
ネットでいろいろ調べてみたんですが
年末年始は、一年でもっとも
割高なシーズンだから、県民割を使っても
まったくお得感がないことに気づいちゃった 汗;
うーん、わざわざ、いちばん高い時期に
旅行に行かなくても、いいんじゃない?
どうせ、そのうち、
Go Toトラベルが始まるだろうし、
1月の下旬か、2月頃に、改めて、旅行に行こう
という、結論になったんです。
というわけで、飛田家の年末年始の
温泉旅行は、ナシになりました。
年が明けて、1月3日のこと。
すごく冷えるし、やっぱり、温泉に入りたい!
で、私、
「そうだ、近所の銭湯に行こう!」
と思いついたんです。
実は、我が家がある場所は、
戦前・戦後に、”東京の奥座敷”と呼ばれた
温泉街があったところなんです。
「綱島温泉」っていうんですけど、
「黒湯」と呼ばれる、真っ黒い温泉が、
地下から湧き出る場所なんですよ。
今はもう、温泉街の名残はほとんどなくて、
いくつか、銭湯が残っているだけ。
で、そのうちの一つがうちから歩いて
30秒のところにあるんです。
「太平館」という、「綱島温泉」の
黒湯が楽しめる銭湯です。
で、私、奥さんに、
「寒いから、太平館、行こうよ!」
と言いました。
そうしたら、
「菊名の方(うちから歩いて10分ぐらい)に
サウナー(サウナ愛好家)の間で評価が高い
サウナ付きの銭湯があるらしいよ。」
って奥さんが教えてくれたんです。
それは「福美湯」という銭湯でした。
ネットで調べてみたら、
日本最大のサウナ検索サイト
「サウナイキタイ」でも紹介されていた。
レビューを見たら、
「銭湯なのに、スパ銭(スーパー銭湯)
並みの装備を備えている」
って、書いている、サウナーがいたんです。
「やべー、これ、スゲー良さそう!
こんな近所に、サウナがあったなんて、
知らんかった。」
サウナー大好きな私は、正月早々、
めちゃテンションが上がりました。
そんなわけで、
タオルと石鹸と、シャンプーを持って
Go To 銭湯!
で、行ってみたら、これがスゴかった。
建物の外観は、
これぞ、昭和の銭湯という佇まい。
(創業は、昭和45年ですって)
でも、中身は、完全に、
”プロサウナー仕様”の施設だったんです。
サウナは、5分ごとに、
「オートロウリュ」
(アロマ水をサウナストーンにかけて
サウナ室を、スチームで蒸す機能)
がかかるし、
サウナ横の水風呂は、
冷たすぎず、ぬるすぎない適温の16度。
しかも、95cmと、しっかり深さがある。
銭湯なのに、屋外に
休憩スポット(外気浴できる椅子)もあって、
竹のベンチで、ストーブにあたりながら、
”ととのう”ことも、できちゃう。
日替わりの「薬湯」(ちょい熱め)には
レモンとゆずが大量に詰まった
ネットがつかっていて、すんごく、いい香り。
長時間、半身浴ができちゃう
ぬるい温度の「高濃度炭酸泉」もある。
奥さんによると、女湯では、
ここで常連のおばあちゃんたちが
井戸端会議に花を咲かせていたそう。
ここの銭湯は、
「サウナ」→「水風呂」→「外気浴」という、
基本セットだけでなく、
「薬湯」→「水風呂」→「高濃度炭酸泉」
という、変則セットも楽しめちゃう。
あと、電気風呂も、寝風呂も、
ジェットバスも、スパ銭のお約束の装備は、
すべて揃っているし、
銭湯なのに、露天風呂まであるんです!
さらに、男女共用の休憩スペースには、
「ニモ」(カクレクマノミ)が泳いでいる、
熱帯魚の水槽まである。
癒しのスペースとしての、
ポテンシャルが高すぎるぞ、福美湯!
そんなに大きな施設じゃないから、
ひとつ一つは、コンパクトなんだけど、
”プロサウナー”が、
サウナ施設に求めるものは、
すべて、完璧に揃っていたんです。
これで、料金はなんと1人790円、まじか!
(銭湯490円、サウナ300円)
それで私、早速、
「サウナ」→「水風呂」→「休憩」
の基本セットを繰り返してみた。
ちょうどそのとき、
サウナの中に、この”銭湯の主”みたいな
おじいさんがいたんです。
立派な白いヒゲをたくわえた、
ガリガリに痩せた、80才ぐらいのおじいさん。
頭に白いターバン(タオル)を巻いて、
サウナの中で、ピクリとも動かずに、
膝を抱えて、瞑想をしているその姿が、
インドの聖者、ラマナ・マハルシ
に見えて仕方ない 笑
*画像は、イメージです。
で、私、
”サウナの聖者”のとなりで、瞑想してみました。
実際「サウナ」→「水風呂」→「休憩」には
瞑想とほとんど同じ効果があるんですよ。
そうしたら、すっごく深い
瞑想状態の「ととのったー!」
になってしまった。
で、突然、私、気がついたんですよ。
年末年始に、行きたかった温泉旅行に、
今、違うカタチで、来ているんだって。
湯河原の温泉宿で、美味しいお刺身を食べて
川辺の露天風呂で、のんびりする
温泉旅行とは、違ったけれど、
徒歩10分で、来れる、銭湯での、
温泉旅行も、ぜんぜん、悪くない。
もしろ、福美湯の方が、お風呂と、
サウナの環境は、圧倒的に、格上です。
湯河原の、温泉宿に、サウナ、水風呂、
外気浴スペースが揃っているところって、
ほとんどなかったんです。
で、私、
「人生に欠けているものは何もない」
という、Dr.ディマティーニの
言葉を思い出したんです。
より高い「魂の視点」から見ると、
私たちの、人生には、
何一つ、欠けているものは、ありません。
でも、私たちが肉体を持って生きている
物理次元では、何かが欠けていたり、
足りていないように感じる。
でも、
そうした欠けていると感じるものはすべて
気づいていない(認識してない)
カタチで存在しているんです。
これは、ディマティーニ・メソッド
すると、気づけること。
私のケースで言えば、
年末年始の温泉旅行も、理想のサウナも
欠けていなかった、ということ。
それらは、私のすぐそば(徒歩10分)
にちゃんと、存在していた。
年末年始の温泉旅行と、理想のサウナが
私の人生になかったのではなく、ただ、
それがあることに気づいていなかっただけ。
「そんなものまで欠けていないのかよ!」
って、思わず、一人ツッコミしたけれど
私の求めるものは、本当に、
何も欠けていなかったんです。
で、私、なんだかんだ、
いいお正月だなって思ったんですよ。
高級ホテルや、ラグジュアリーな
リゾート施設で過ごす年末年始では
なかったけれど、
もう、これで十分に、満足だなって。
高級リゾートのスパ施設って、
いまいち、使い勝手が悪いことも多いし。
で、なるほど、
中国の思想家の「老子」が言っている、
「足るを知る者は、富む」
って、こういうことか!
って、気づきました。
例え、790円の銭湯であっても、
それで足りていると思えば、
もう、すごく豊かですよね。
でも、逆に、どんなに素晴らしいもの
を手にしていても、まだ足りない、
もっと欲しいって思っていたら、
それは、すごく貧しい人です。
ちなみに、
Dr.ディマティーニは、
「感謝するものを、人生に引き寄せる」
って言ってるいるんですよ。
既にあるもに、感謝する人が、
感謝できるものや状況を、
もっと、人生に引き寄せるんです。
で、これって、ディマティーニ流の、
「マニフェスト・フォーミュラ」
(願望実現の方程式)なんです。
Dr.ディマティーニの代表的なプログラムの
「ブレイクスルー・エクスペリエンス」
では、1日目にディマティーニ・メソッドに
取り組みます。
すると、「私の人生、今のままで、
何一つ変わる必要がない」とわかる。
そして、「あるがままの今に
感謝できるようになる」のです。
もちろん、ちゃんとワークが終わるまで
努力する必要はありますよ。
で、まさに、このときの心理状態こそ、
「足るを知る」なんです。
で、2日目のセミナーで、
叶えたい、願望や、夢を書き出したり、
ミッション・ステートメント
(人生の使命を表す短い文章)を作ったり
アファメーション
(願望実現のために、毎日、口にする言葉)
を作ったりしていきます。
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つまり、
願望実現の方程式のファーストステップは
「足るを知る」なんです。
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それなのに、そのいちばん大切な
プロセスをすっ飛ばす、人がすごく多い。
欠乏のマインドのまま、新年の目標に、
「年収1千万円になる」とか、
「ソウルメイトに出会う」とか
「大好きな仕事で独立起業する」とか
つい、書いちゃうわけですね。
でも、それ、ちがーう!
順番が、完全に逆なんです。
今、人生に足りないと感じるものを
手に入れたら、満足するのではなく
今あるものに、満足すると、
それがもっと、人生にやってくる。
これが
「足るを知る者は、富む」
という、願望実現の方程式なんです。
そんわけで、
今年、実現したい目標や願望を書き出す前に
今、既にあるものに目を向けて、
それに感謝してみては、どうでしょう?
そうすれば、感謝できるものを、もっと、
人生に、引き寄せることになるでしょう。
今日の記事は
「俺、年始になんかいいこと言ってやったぜ!」
と、ドヤ顔するために書きました 笑
飛田 貴生